延命寺 (逗子市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
延命寺
所在地 神奈川県逗子市逗子3-1-17
山号 黄雲山
宗派 高野山真言宗
本尊 大日如来
創建年 天平年間(729年 - 749年
開山 行基
中興年 天文年間(1532年 - 1555年
中興 朝賢
別称 逗子大師
公式サイト 高野山真言宗 黄雲山逗子大師延命寺(公式ホームページ)
法人番号 5021005007809 ウィキデータを編集
テンプレートを表示

延命寺(えんめいじ)は、神奈川県逗子市にある高野山真言宗寺院

歴史[編集]

天平年間(729年 - 749年)、行基によって開山された。行基が自ら彫った延命地蔵を安置する寺を創建したのが、当寺の起源である。平安時代弘法大師空海が当寺を訪れ、延命地蔵を収納する厨子を設けた。この厨子が「逗子」という地名の由来になったといわれている[1]

鎌倉時代には、三浦氏祈願寺となっている。1513年永正10年)、後北条氏の侵攻を受け、三浦道香主従は当寺で自害した。彼らの墓が宝篋印塔の形で残っている[2]

三浦氏滅亡後は、引き続き後北条氏の祈願寺になっている。天文年間(1532年 - 1555年)、朝賢が中興している[1]

当寺には、近くの亀岡八幡宮の旧神体だった阿弥陀三尊懸仏を所蔵している[2]

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 延命寺沿革延命寺
  2. ^ a b 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年、240-241p

参考文献[編集]

  • 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年

外部リンク[編集]