島袋全優

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しまぶくろ ぜんゆう
島袋 全優
生誕 (1991-08-13) 1991年8月13日(32歳)
日本沖縄県
職業 漫画家
活動期間 2013年 -
ジャンル ギャグ漫画エッセイ漫画
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島袋 全優(しまぶくろ ぜんゆう、1991年8月13日[1][2] - )は、日本漫画家女性

人物[編集]

沖縄県出身[3]プロレスが好き[4]

幼稚園児の頃から絵を描くのが好きで、漫画家という職業を知ってから漫画家になりたいと思っていた。小学6年生の時に、黒板にドラゴンの絵を描いていたのを担任教師に見付かった際、「島袋さんは絵が上手いなぁ」と感心されたことで、より漫画家になる決意が固まったという[5]

総合学園ヒューマンアカデミーのマンガ・イラストカレッジを卒業[6]2013年、『月刊少年ライバル』5月号から連載[7]の4コマ漫画『蛙のおっさん』にて漫画家デビュー[1]

漫画家を目指して専門学校に通っていた19歳の時に国の指定難病である潰瘍性大腸炎を患い[8]、23歳のときに大腸を全摘している[1]。これらの闘病生活をコミカルに綴るギャグエッセイ漫画『腸よ鼻よ』を2017年6月よりWeb漫画配信サイト「GANMA!」にて連載しており[9]2019年3月に島袋自身のツイッターに第1話を投稿したところ、約1.4万リツイートされるほど注目を集めた[8]

大腸全摘後の縫合不全により難治性瘻孔を発症したため、たびたび作者取材(緊急入院)による休載が挟まれていた[8]が、10回目の手術が無事に成功し、2019年頃からは入院をせずに過ごせている[5]

漫画家デビュー後も沖縄県に在住していたが[3]、『蛙のおっさん』の連載が終了した頃に沖縄県の病院から専門医がいなくなってしまい、現在は三重県の病院で治療を受けている[10]

メディア露出の際、特徴的なメイク姿で登場するが、このメイクはデーモン閣下をリスペクトしたもの。「私も10万歳生きたいという気持ちです」と語る[10]

作品リスト[編集]

受賞歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 島袋全優🐈単行本①発売決定(@shimazenyu) (@shimazenyu) - X(旧Twitter)プロフィール参照。2019年7月8日閲覧
  2. ^ 島袋全優(インタビュアー:IBDプラス編集部)「はたらくスペシャル 「完璧を目指さない」-漫画家・島袋全優が語る生き方(前編)」『IBDプラス』、QLife、2019年11月12日https://ibd.qlife.jp/work/story7192.html2022年2月11日閲覧 
  3. ^ a b 腸よ鼻よ - GANMA!(ガンマ)
  4. ^ 島袋全優 - pixiv
  5. ^ a b 島袋全優(インタビュー)「文字なんだけど声色が分かる -大人気ギャグエッセー漫画家・島袋全優先生インタビュー-」『Fontworks』、フォントワークス、2021年9月7日https://fontworks.co.jp/column/10563/2022年2月11日閲覧 
  6. ^ 総合学園ヒューマンアカデミーマンガ・イラストカレッジ メッセージ”. コレカラ進路JP. 2019年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月8日閲覧。
  7. ^ “ももプロZカレンダーが付録に、レスラーの誕生日を網羅”. コミックナタリー. (2013年4月4日). https://natalie.mu/comic/news/88085 2019年7月8日閲覧。 
  8. ^ a b c “血便が出てるのに病院に行かなかったら…… 漫画家の闘病体験つづった漫画に反響”. ねとらぼ. (2019年3月19日). https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1903/19/news018.html 2019年7月8日閲覧。 
  9. ^ “あたし大腸が無いの…衝撃告白から始まる闘病エッセイギャグ「腸よ鼻よ」”. コミックナタリー. (2017年6月30日). https://natalie.mu/comic/news/238806 2019年7月8日閲覧。 
  10. ^ a b “大腸全摘、なのに笑える!?『腸よ鼻よ』作者の「ギャグへの想い」”. FRIDAYデジタル. (2019年9月25日). https://friday.kodansha.co.jp/article/67361 2020年9月23日閲覧。 
  11. ^ 『蛙のおっさん(1)』(島袋 全優)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年9月9日閲覧。
  12. ^ 『蛙のおっさん(2)』(島袋 全優)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年9月9日閲覧。
  13. ^ 白塗りメイクの闘病ギャグ漫画家 大腸摘出を経て叶えたい夢とは”. ORICON NEWS. 2023年2月10日閲覧。

外部リンク[編集]