岩越武兵衛

岩越武兵衛^[1]（いわこしぶへえ、1869年 12月18日（明治2年11月16日）^[2] - 没年不明）は、日本の実業家、広島県多額納税者^[3]^[4]^[5]、家主^[6]。旅館料理業^[7]、岩越^[8]。族籍は広島県平民^[7]^[9]。

人物[編集]

広島県・岩越九兵衛の二男^[9]。元越後の藩士で、祖先平助が広島に移り、曽祖父仙造に至り故あり町人となり、御蔵前御用及び御材木場の主役人を勤める^[3]。3歳にして父・7代九兵衛を失い、1886年、兄・猪三郎を失う^[3]。同年、家督を相続する^[3]。

1889年、呉市に来て旅館・割烹業を営む^[3]。呉市芸妓置屋組合長^[7]、日本味噌、花園各社長、山陽合同製壜取締役、呉第一銀行監査役などをつとめる^[3]。貴族院多額納税者議員選挙の互選資格を有する^[2]。

『呉新聞』1925年8月8日号の「毎月二百圓以上の家賃が這入る家主」によると、岩越武兵衛は「戸数33、家賃574円」である^[6]。住所は呉市中通六丁目^[4]^[5]^[7]^[8]^[9]。

^ ^a ^b 『広島県紳士名鑑』呉市之部2頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2021年1月18日閲覧。
^ ^a ^b 『貴族院多額納税者名鑑』473頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2021年1月18日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j 『人事興信録第8版』イ234頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2021年1月18日閲覧。
^ ^a ^b 『日本紳士録第31版』付録全国多額納税者広島県61頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2021年1月22日閲覧。
^ ^a ^b 『日本紳士録第35版附録』附録全国多額納税者広島県61頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2022年8月18日閲覧。
^ ^a ^b 砂本文彦「呉鎮守府水道並びに呉市水道布設に伴う旱害補償交渉と軍港都市呉の住宅地形成」2643頁。日本建築学会計画系論文集2013年78巻694号。2022年8月26日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d 『大日本長者名鑑』中国1頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2023年9月30日閲覧。
^ ^a ^b 『呉商工案内』商工人名録17頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2021年8月3日閲覧。
^ ^a ^b ^c 『人事興信録第7版』い105頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2021年1月18日閲覧。