山脇学園短期大学

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山脇学園短期大学
山脇学園校舎
山脇学園校舎
大学設置 1950年
創立 1903年
廃止 2011年
学校種別 私立
設置者 学校法人山脇学園[1]
本部所在地 東京都港区赤坂四丁目10番36号[注釈 1]
学部 家政科
食物科
英文科
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山脇学園短期大学(やまわきがくえんたんきだいがく、英語: Yamawaki Gakuen Junior College[2])は、東京都港区赤坂四丁目10番36号[注釈 1]に本部を置いていた日本私立大学である。1950年に設置され、2011年に廃止された。大学の略称は赤短。

概観[編集]

大学全体[編集]

建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]

  • 山脇学園短期大学における建学の精神は「女性の本質を磨き、時代に適応する教養高き女性を育成する」となっていた。

教育および研究[編集]

  • 山脇学園短期大学は、明治期に設置された山脇高等女学校家事専攻科の伝統を受け継いで設置された短大であったことから、家政系の学科にとりわけ伝統があった。ほか、英語科も設置され、国際交流のサポートや海外での語学研修に力を入れていた。「フライアテンダント講座」があった。

学風および特色[編集]

  • 山脇学園短期大学は、家政・食物・英語の3学科が設置されておりいずれも女性を対象とした学科であった。この学科体制および呼称名は全国の短大でも珍しい例だといえる。故に、古風のイメージが強い。ほか、伝統的行事として新入生オリエンテーションでのダンスイベントが実施され、パートナーは慶應義塾大学の男子学生であった[7]

沿革[編集]

基礎データ[編集]

所在地[編集]

  • 東京都港区赤坂四丁目10番36号[注釈 1]

象徴[編集]

 * カレッジマークはハート型の模様に富士山の絵が描かれたものとなっていた[36]

教育および研究[編集]

組織[編集]

学科[編集]

専攻科[編集]

  • なし

別科[編集]

  • 家政専修 入学定員100名[注 8]

取得資格について[編集]

教職課程

資格

附属機関[編集]

  • 図書館
  • 資料館:被服に関する資料が中心に所蔵されていた。
  • 国際文化センター

研究[編集]

  • 『山脇学園短期大学紀要』[43]

学生生活[編集]

部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]

  • 山脇学園短期大学においてこれまで活動してきたクラブ活動には、ESSダンステニス・チアリーディングなどがあった。

学園祭[編集]

  • 山脇学園短期大学の学園祭は「山脇祭」と呼ばれた[44]。山脇祭実行委員会により運営され、クラブや研究発表などが行われている。過去には、「ビストロお好み焼き対決」と題したイベントが催されたこともあった。

大学関係者と組織[編集]

大学関係者一覧[編集]

教職員[編集]

  • 山脇秀輔:初代学長
  • 山脇馨:2代目学長
  • 中川信吾:3代目学長

卒業生[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

設備[編集]

  • 学生食堂
  • 講堂

[編集]

  • 山脇学園短期大学には「ドーミー赤坂レディース」と称した学生寮があった。『芙蓉寮』と言う名前だった[45]

対外関係[編集]

他大学との協定[編集]

アメリカ[編集]

ポーランド[編集]

姉妹校[編集]

卒業後の進路について[編集]

編入学・進学実績[46][編集]

注釈[編集]

注釈グループ[編集]

  1. ^ a b 出典[2]。現在は、山脇学園中学校・高等学校の所在地。
  2. ^ a b 平成21年度より学生募集停止[4]
  3. ^ a b 出典[5][6]
  4. ^ a b 現在の文部科学省
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n のみ
  6. ^ a b c 最終募集となった2008年における体制[37]

補足[編集]

  1. ^ うち私立短期大学132校
  2. ^ 短期大学名 山脇学園短期大学
  3. ^ 出典[9][10][11]
  4. ^ 出典[12][13]
  5. ^ 出典[16][17]
  6. ^ 現在の厚生労働省
  7. ^ 出典[30]。うち1回生 584[31]
  8. ^ 最終募集となった1982年における体制[38][39]
  9. ^ 出典[41][42]
  10. ^ 出典[40]。当初はこの学科に、同教科目の高等学校教諭二級免許状も併設されていた[注 9]

出典[編集]

  1. ^ a b 文教協会'2010.
  2. ^ a b 文教協会'2011, p. 204.
  3. ^ 官報 1950年09月14日より。
  4. ^ 文教協会'2009.
  5. ^ 文教協会'2012.
  6. ^ 文部科学省'2011.11.25, p. 2.
  7. ^ 山脇学園短期大学'1999, p. 34.
  8. ^ 全国大学大観 昭和30年版より。
  9. ^ 文部省a, p. 32.
  10. ^ 文部省b, p. 3.
  11. ^ 日本教育年鑑より。
  12. ^ 全国学校名鑑 昭和25年版より。
  13. ^ 旺文社1950-01, p. 87.
  14. ^ 文部省c, p. 4.
  15. ^ 短期大学一覧 昭和26年度 (短期大学資料 ; 第3号)より。
  16. ^ 短期大学一覧 昭和25年5月1日現在より。
  17. ^ 文部省d, p. 6.
  18. ^ 学校法人一覧 昭和38年版より。
  19. ^ 官報 1951年06月14日より。
  20. ^ 短期大学一覧 昭和28年度 (短期大学資料)より。
  21. ^ 短期大学一覧 昭和29年度 (短期大学資料)より。
  22. ^ 文部省'54, p. 1377.
  23. ^ 短期大学一覧 昭和31年度 (短期大学資料)より。
  24. ^ 文部省'58, p. 22.
  25. ^ 短期大学一覧 昭和38年度 (短期大学資料)より。
  26. ^ 文部省'63, p. 28.
  27. ^ 短期大学一覧 昭和41年度 (短期大学資料)より。
  28. ^ 短期大学教育 (20)より。
  29. ^ 文部省'66, p. 33.
  30. ^ 文部省'92, p. 64.
  31. ^ 旺文社'1992.9, p. 275.
  32. ^ 文部省'99, p. 67-68.
  33. ^ 文教協会'2004.
  34. ^ 文教協会'2005.
  35. ^ 晶文社'05.
  36. ^ 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 152.
  37. ^ 文教協会'2008.
  38. ^ 全国短期大学一覧 昭和57年度より。
  39. ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和57年度より。
  40. ^ a b c d 山脇学園短期大学'2007, p. 34-35.
  41. ^ 現行法令輯覧 26-2巻 学事2より。
  42. ^ 文部省e, p. 40.
  43. ^ 山脇学園短期大学紀要より。
  44. ^ 山脇学園短期大学'2007, p. 38.
  45. ^ 山脇学園短期大学'2007, p. 39.
  46. ^ 山脇学園短期大学'2007, p. 37.

参考文献[編集]

1949年短大設置申請分[編集]

教員養成機関[編集]

全国学校総覧[編集]

全国短期大学高等専門学校一覧[編集]

短期大学受験案内(晶文社)[編集]

蛍雪時代[編集]

日本の私立短期大学[編集]

平成23年度廃止大学等一覧[編集]

短期大学入学案内冊子[編集]

  • 山脇学園短期大学『山脇学園短期大学 2000 大学案内』山脇学園短期大学。 
  • 山脇学園短期大学『Yamawaki People -素顔の自分でいたいから-山脇学園短期大学 2008 大学案内』山脇学園短期大学。 

関連項目[編集]

公式サイト[編集]