小室栄一

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小室 栄一(こむろ えいいち[1]1912年4月12日[2] - 没年不詳)は、日本の歴史学者

略歴[編集]

東京生まれ[2]1934年成城高等学校文科甲類を卒業[2]し、東京帝国大学文学部言語学科に入学[3]。その後、西洋史学科に転科し、大類伸に学び[4]、卒業論文「中世英國城廓形式の研究」[5]をまとめ、1937年に卒業[6]。同年、同大学大学院に入学し、1941年修了。この間、1939年日本大学予科講師となり[2]1942年4月に日本女子大学教授[2]1949年4月に東洋大学文学部史学科助教授[2]1951年同大学教授[2]1954年4月に明治大学文学部歴史地理学科教授[2]となり、1983年に定年退職[2]

専門は西洋史であるが、1958年から関東地方中世城郭の調査研究を行った。

参考文献[編集]

  • 署名無し「彙報 各大學史學科卒業論文題目(一)」『歴史地理』第69巻第2号、日本歴史地理學會、1937年、100-103頁、NCID AN00254866 
  • 小室栄一「歴史と私」『月刊歴史手帖』第5巻第3号、名著出版、1977年、3頁、NCID AN00338842 
  • 小室栄一教授古稀記念論文集刊行会 編「年譜」『小室栄一教授古稀記念論文集』五月書房、1983年。 NCID BN04165755 

脚注[編集]

  1. ^ 小室, 栄一, 1912-”. Web NDL Authorities. 国立国会図書館. 2022年12月6日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i 小室栄一教授古希記念論文集刊行会 1983
  3. ^ 『官報』第2214号、昭和9年5月22日、p.589.NDLJP:2958689/11
  4. ^ 小室栄一 1977
  5. ^ 署名無し 1937
  6. ^ 『東京帝国大学一覧 昭和12年度』東京帝国大学、1937年8月5日、515頁。NDLJP:1446243/266