安藤電気

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

安藤電気株式会社(あんどうでんき、Ando Electric Co., Ltd.)は、かつて存在した日本の電気機器メーカー。

1933年6月創業。約70年の歴史を持つ、ICテスタ、光測定器、データ通信用測定器を中心とした測定器メーカーであり、当時は「ANDO」のブランドで知られていた。東京証券取引所第二部に上場していた(証券コード:6847)。1996年にデミング賞実施賞を受賞。資本金:75億円 従業員数:約1500人

元々はNECが発行株式の35%を保有するグループ企業であったが、2001年にNEC保有株式が横河電機に売却され、その傘下に移った[1]

2002年、株式交換によって安藤電気は横河電機の100%子会社化され、株式の上場は同年9月25日をもって廃止された[2]

2004年、事業再編により解体、主な事業は横河電機通信・測定器事業本部に統合、デバイスプログラマ(ROMライタ)関連はフラッシュサポートグループ、マーキング装置(刻印機)関連はベクトルへ譲渡された[3]

主なプロダクツ

【ATE関連】ICテスタ、オートハンドラー

【光関連】光スペクトラムアナライザ、OTDR、光パワーメータ、光源

【データ通信関連】プロトコルアナライザ、SDHアナライザ、トラフィックテスタ、モデムテスタ

【無線関連】無線機テスタ、PDCチェッカー

【NW装置関連】DSU、メディアコンバータ

【デバイスプログラマ】ROMライタ

【メカトロ関連】マーキング装置、寸法計測装置、プリント板加工機、UV

脚注[編集]

  1. ^ nikkei BPnet「横河電機、安藤電気を傘下に---NECが株式譲渡」2001年1月31日
    ビル・トッテン コラム「No.458 不況で揺らぐ日本株式会社の伝統:忠誠心に基づく長期的な企業連合の解体」 2001年4月5日
  2. ^ 横河電機プレスリリース「横河電機株式会社による安藤電気株式会社の完全子会社化」2002年5月14日
    Semiconductor Japan Net:半導体関連ニュース「02年5月13日~17日
  3. ^ 横河電機子会社との合併に関するお知らせ」2004年2月24日
    安藤電気との事業統合のお知らせ

参考[編集]