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この項目では、日本の女流棋聖戦について説明しています。
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女流棋聖戦 |
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女流棋戦 |
正式名称 |
ドコモ杯女流棋聖戦 |
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概要 |
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主催 |
日本棋院 |
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協賛 |
NTTドコモ |
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協力 |
関西棋院 |
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優勝賞金 |
500万円 |
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挑戦手合 |
三番勝負 |
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持ち時間 |
無し |
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秒読み |
1手30秒、1分の考慮時間10回 |
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記録 |
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現女流棋聖 |
上野梨紗(第27期) |
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名誉称号 |
謝依旻(名誉女流棋聖) |
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最多優勝 |
謝依旻 7回 |
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最長連覇 |
謝依旻(5連覇) |
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ドコモ杯女流棋聖戦(ドコモはい じょりゅうきせいせん)は、囲碁の女流棋士による棋戦。1997年に創設。囲碁・将棋チャンネルで放映される。本戦の収録は原則竜星スタジオ(日本棋院会館内)、挑戦手合三番勝負は、毎年1月に第1局を神奈川県平塚市のホテルサンライフガーデンで対局し、第2局・第3局を竜星スタジオで行われ、その模様は11月から翌年3月まで日曜夜に放送される。挑戦手合の勝者は女流棋聖のタイトル称号を得る。読売新聞主催の棋聖戦とは無関係。
- 予選は自由参加。本戦は、前年挑戦手合敗者とタイトルホルダーのシードと、予選を勝抜き者の計16名によるトーナメント戦。第1期は決勝三番勝負、第2期以降は前年優勝者とトーナメント優勝者による挑戦手合三番勝負。
- コミは、1-6期は5目半、7期以降6目半。
- 持時間は1手30秒、1分単位で10分の考慮時間。いわばNHK杯形式。
- 5連覇で名誉女流棋聖の資格を得る。
歴代優勝者と挑戦手合[編集]
○●は勝者から見た勝敗、失冠*
期
|
開催年
|
優勝
|
勝敗
|
準優勝
|
1
|
1998年 |
小林泉美 |
○○ |
小林千寿
|
期
|
開催年
|
女流棋聖
|
勝敗
|
準優勝
|
2
|
1999年 |
小林泉美 |
○●○ |
杉内寿子
|
3
|
2000年 |
知念かおり |
○○ |
小林泉美*
|
4
|
2001年 |
知念かおり |
○●○ |
加藤啓子
|
5
|
2002年 |
知念かおり |
○●○ |
小川誠子
|
6
|
2003年 |
知念かおり |
●○○ |
加藤啓子
|
7
|
2004年 |
万波佳奈 |
○●○ |
知念かおり*
|
8
|
2005年 |
知念かおり |
○○ |
万波佳奈*
|
9
|
2006年 |
万波佳奈 |
○●○ |
知念かおり*
|
10
|
2007年 |
梅沢由香里 |
○●○ |
万波佳奈*
|
11
|
2008年 |
梅沢由香里 |
○○ |
向井千瑛
|
12
|
2009年 |
梅沢由香里 |
○●○ |
加藤啓子
|
13
|
2010年 |
謝依旻 |
○○ |
梅沢由香里*
|
14
|
2011年 |
謝依旻 |
○○ |
梅沢由香里
|
15
|
2012年 |
青木喜久代 |
●○○ |
謝依旻*
|
16
|
2013年 |
謝依旻 |
○○ |
青木喜久代*
|
17
|
2014年 |
謝依旻 |
○○ |
青木喜久代
|
18
|
2015年 |
謝依旻 |
○○ |
小西和子
|
19
|
2016年 |
謝依旻 |
○○ |
吉原由香里
|
20
|
2017年 |
謝依旻 |
○●○ |
牛栄子
|
21
|
2018年 |
上野愛咲美 |
○○ |
謝依旻*
|
22
|
2019年 |
上野愛咲美 |
○○ |
藤沢里菜
|
23
|
2020年 |
鈴木歩 |
○●○ |
上野愛咲美*
|
24
|
2021年 |
上野愛咲美 |
●○○ |
鈴木歩*
|
25
|
2022年 |
上野愛咲美 |
○○ |
鈴木歩
|
26
|
2023年 |
仲邑菫 |
●○○ |
上野愛咲美*
|
27
|
2024年 |
上野梨紗 |
●○○ |
仲邑菫*
|
- 最多優勝 謝依旻 7回
- 最多連覇 謝依旻 5連覇(名誉女流棋聖)
- 最年少優勝 仲邑菫 13歳11か月(第26期女流棋聖戦)
- 最年少挑戦 仲邑菫 13歳10か月(第26期女流棋聖戦)
- 最年少本戦勝利 仲邑菫 11歳7か月(第24期女流棋聖戦)
- 最年少本戦入り 仲邑菫 10歳5か月(第23期女流棋聖戦)
- 最年少対局 仲邑菫・上野梨紗 合計25歳10ヶ月(第24期女流棋聖戦)
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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七大タイトル |
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その他のタイトル |
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括弧のない棋士は名誉称号を名乗れる棋士(故人を含む)、括弧のある棋士は名誉称号を名乗ることのできない有資格者。 有資格者は、現役で60歳を迎えるか引退時、もしくは棋戦10連覇(本因坊戦は9連覇)達成時に名誉称号を名乗ることができる。 |