太田宿 (日光例幣使街道)

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太田宿(おおたじゅく)は、日光例幣使街道7番目の宿場。現在の群馬県太田市の市街地周辺である。大光院の門前町と複合的発展を遂げた[1]

歴史[編集]

中世は「大田郷」と称していた(『正木文書』)[2]1643年の太田宿成立以前の太田が、どのような町であったのかは古記録を焼失し詳細は不明である。

名所・旧跡・近代建築と現状[編集]

空襲の被害は少ない。本町通りは近代化事業により拡幅(一部は曳屋などで残る)。裏通りには大正昭和初期の建物が多く残っていたが近年激減している。

  • 追分地蔵
  • 受楽寺 移転跡地は十字路を新設し、商店街となっている。
  • 国道407号
  • ホテル古久三 1813年文化10年)開業。
  • 母衣輪道
  • 古戸道
  • 本陣 近世の建築(1828年)。1983年焼失。駐車場を経て現在、行政センター・市営住宅。
  • 伊佐須美神社 承和年間に勧請。11月にえびす講を開催
  • 高砂湯
  • 旧四丁目会館
  • 引間酒造 煉瓦煙突大谷石棕櫚を組み合わせた建物。2001年に一部解体、2004年消滅。
  • 御城道
  • 太田町役場(現存)
  • 東光寺 1260年開山。
  • 春日神社
  • 高山神社 高山彦九郎を祀る。
  • 大門通り 大門通りは昭和初期までの建物は少ない。
  • 長念寺 山門は1821年建立。
  • 八瀬川
  • 十一屋 現マイピアなど。
  • 八千代橋

最寄駅[編集]

隣の宿[編集]

日光例幣使街道
木崎宿 - 太田宿 - 八木宿

脚注[編集]

  1. ^ a b コトバンク 太田宿とは(世界大百科事典内の太田宿の言及)”. 2021年3月2日閲覧。
  2. ^ 先代旧事本紀大成経』の推古15年(607年)の記述をもって太田の最古の記録と見る説がある。
  3. ^ 太田市|元禄太田金山絵図”. www.city.ota.gunma.jp. 2022年6月17日閲覧。
  4. ^ 『本陣資料』、市川三左衛門らを追討

関連項目[編集]

外部リンク[編集]