大嫌いな、あの空に。

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大嫌いな、あの空に。』(だいきらいな、あのそらに。)は、花田十輝によるライトノベル。イラストは塩崎雄二で、集英社スーパーダッシュ文庫刊。

ストーリー[編集]

広海はごく平凡な男子高校生で、後輩の亜季に片思い中だが過去の出来事が原因で告白できずにいた。ある日、幼なじみのクーコが広海の家に居候することになり、広海の高校に編入してきた。クーコは広海と亜季をくっつけようとして、同じ放送部に入部する。季節は秋に入るころで、文化祭がせまっていた。

登場人物[編集]

松井 広海(まつい ひろうみ)
主人公。紅葉高校の二年生で放送部の部長。11歳の時にこの町に引っ越してきた。亜季に片思い中。あることがトラウマとなっていて、自分は女の子を好きになる資格がないと思っているが、その出来事が何だったのかは覚えていない。3LDKのマンションに住んでいて、父親は単身赴任中で母親は自宅で翻訳業をしている。
空子(クーコ)
広海の幼なじみ。広海の天敵で、引っ越す前は犬猿の仲だった。突然居候することになり、放送部に入り広海をさんざんひっかきまわす。広海のトラウマには彼女との出来事が関わっているらしいが・・・
川瀬 亜季(かわせ あき)
紅葉高校一年生で、ドジでけなげな女の子。陸上部に所属していたが、広海に誘われて放送部に入部することになる。同じ学校に好きな人がいるらしい。過去に男と付き合っていたことがあるが、一方的にふられた。
大野 誠志(おおの まさし)
二年生で広海の親友。放送部に所属している。二枚目で女の子によくモテる。変わった食べ物が好物。広海にもっと女の子に積極的になるようにせかしている。一年のころから良美に惚れているが、完全に無視されている。
鈴木 良美(すずき よしみ)
三年生で放送部所属。知的な美人で、男勝りのサバサバした性格。放送部の実質的なリーダーであり、昨年の学園祭での放送部の企画は彼女の活躍で成功した。
原田 琢朗(はらだ たくろう)
一年生で放送部所属。愛嬌のいいお調子者。

書誌情報[編集]

外部リンク[編集]