大型クラゲ
大型クラゲ(おおがたクラゲ)とは主にエチゼンクラゲ等の巨大クラゲの総称である[1]。
主に根口クラゲの仲間が知られる。東シナ海や太平洋などで頻繁に起こる。
概要[編集]
種類により大きさなどは異なるが、最大150cm及び2m等が知られており、また大量発生することが知られている[2]。主に根口クラゲ類や旗口クラゲ類が知られている。猛毒種が多いため注意が必要。養殖場などでクリサオラ・プロカミアなどの大量発生などが知られている。大量発生することで漁業や発電に害が出ることがある。
大量発生要因[編集]
大量発生の理由としては1つ、ウミガメなどの捕食者が減少しているということである。食物連鎖上、ウミガメがクラゲを捕食する消費者であることが分かっているが、漁獲により減ってきている。またウマヅラハギやカワハギがクラゲを捕食することも知られているが、漁獲により減っている[3][4]。
マヨイアイオイクラゲは最長種、ダイオウクラゲはミズクラゲ科最大種であるが含まない。
主な種(巨大種)[編集]
エチゼンクラゲ(ノムラクラゲ)[編集]
・最大150cm
ビゼンクラゲ[編集]
・最大50cm
キタユウレイクラゲ[編集]
・最大2m[5]。
ユウレイクラゲ[編集]
・最大1m[6]。
ピンクミーニー[編集]
・最大70cm
カツオノエボシ[編集]
・最大10m
脚注[編集]
- ^ “(4)「大型クラゲ」とは”. 京都府. 2024年2月5日閲覧。
- ^ “日本海にまた大量エチゼンクラゲ、一つの網に1000匹も…09年には漁業被害100億円”. 読売新聞オンライン. 読売新聞社 (2021年9月28日). 2024年2月5日閲覧。
- ^ “大量絶滅期にある海洋生物の中でクラゲは増殖中…写真で見るその生態”. LIFE INSIDER. メディアジーン (2020年1月3日). 2024年2月5日閲覧。
- ^ “大型クラゲの出現状況(国内フェリー調査結果等)について-第1報-”. 国立研究開発法人水産研究・教育機構 (2022年8月2日). 2024年2月5日閲覧。
- ^ “キタユウレイクラゲ (Cyanea capillata)”. KURAGES. 海月幻想空間 (2021年9月13日). 2024年2月5日閲覧。
- ^ “目標は1メートル!!海響館生まれのユウレイクラゲがどんどん成長中!”. 海響館. 2024年2月5日閲覧。