外山玉風

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外山 玉風(とやま ぎょくふう、本名:外山文夫、1947年 - )は日本の尺八演奏家及び尺八製管者。横山勝也から「怪物」と呼ばれ、現代日本の最高の演奏者の一人と目されている。[要出典]

プロフィール[編集]

  • 1947年2月:山形県東置賜郡高畠町に、8人兄妹の6番目として生まれる。最上川上流の米沢盆地の自然豊かな環境で育った。
  • 1965年(18歳):地元の小、中学校を経て、山形県立米沢工業高等学校(機械科)を卒業
  • 1966年(19歳):民間の会社を経て、日本国有鉄道(現JR東日本)に入社。勤めの傍ら、民謡に興味を抱き、近所のお年寄りから習い始める。
  • 1968年(21歳):民謡、民謡尺八を大久保声風に師事
  • 1972年(25歳):まさみ夫人と結婚(1男1女をもうける)
  • 1973年(26歳):地歌、筝曲の大家、広門伶風に師事
  • 1976年(29歳):この年より数年間は、細川たかし他の伴奏で各地を巡演
  • 1982年(35歳):第1回民友会開催(以後毎月欠かさず開催し、2017年2月現在、422回を記録)
  • 1987年(40歳):古典本曲を名人横山勝也に師事。日本国有鉄道を退社し、プロとしての道に入る。
  • 1991年(44歳):NHK邦楽オーディションに古典本曲「三谷 (さんや)」で合格。初の尺八リサイタル開催、これ以後現在まで15回のリサイタルを開催(2015年5月に最後のリサイタル開催)
  • 1994年(47歳):国際尺八フェスティバルに参加好評を博す。特に、際立って大きな音を出す奏法に、外国人演奏家からも高い評価を得た。
  • 2003年(56歳):日本郷土民謡協会(現一般財団法人)認定名誉 教授に推薦認定
  • 2005年(58歳):日本郷土民謡協会(現一般財団法人)功労賞受賞
  • 2017年(70歳)現在:民謡と尺八道(民謡、童謡、歌謡曲、筝曲、古典本曲)の普及に勤しむ毎日を送っている。

活動[編集]

  • 外山会を主宰し、八王子を中心に5か所の稽古場にて、ほぼ毎日、民謡、尺八等の稽古を行っている。
  • 1982年2月から「民友会」(民謡愛好者友の会)を毎月開催してきた。
  • 各種の民謡のコンクール、大会で、伴奏者として活躍している。
  • 要請に応じて、時折、地元の小学校で、尺八の授業を行っている。

その他[編集]

市販の尺八の音程は不正確のものが多いと感じ、独学で製管方法を学び、竹の伐採から製管まですべて自身で行い、多くの作品を製作している。