坂本眞一 (漫画家)
坂本 眞一(さかもと しんいち、1972年7月19日 - )は、日本の漫画家。大阪府出身。男性。
1990年、『キース!!』で週刊少年ジャンプ 第70回ホップ☆ステップ賞に入選。同作でデビュー。写実的で筋骨隆々な男性描写が得意。同期漫画家の野口賢、山根和俊と親交が深い。
代表作に『モートゥルコマンドーGUY』、『益荒王』など。2010年、『孤高の人』で第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
2012年2月22日、漫画家のインタビューネット配信番組「漫画元気発動計画」の第8回 - 11回に出演し、ジャンプ時代のことやアシスタント時代のこと、それに『孤高の人』の裏話を語った。
作風[編集]
- 初期は原哲夫を思わせる筋骨隆々としたキャラクターの格闘ものを描いていた。『孤高の人』からリアル系描写へとタッチを変えた。『イノサン』からは耽美な描写も加えていった。
- 『孤高の人』では筆ペンにインクを付けて描いていた。
- 現在ではフルデジタルで製作している。
- 『孤高の人』では、写植の文字を一部裏返しにして、精神の混乱を表現する手法を考案した。
- 大胆な比喩表現を使う。
- 別次元の表現(例:雪崩→トラックの車列、民衆の歓声→津波)
- 昔の話であっても現在の描写(例:18世紀の仏貴族→現代日本の女子高生)
作品一覧[編集]
- 漫画
- ブラッディ・ソルジャー(集英社ジャンプ・コミックス(短編集))
- モートゥル・コマンドーGUY(集英社ジャンプ・コミックス全2巻)
- にらぎ鬼王丸(原作:荒仁、集英社ヤングジャンプ・コミックス全5巻)
- 益荒王(集英社ヤングジャンプ・コミックス全7巻)
- 一撃(原作:田中誠一 増刊少年サンデー連載・未単行本化)
- 孤高の人(原案:新田次郎、原作:鍋田吉郎→高野洋、集英社ヤングジャンプ・コミックス全17巻)
- イノサン(集英社ヤングジャンプ・コミックス全9巻)
- イノサン Rouge(集英社ヤングジャンプ・コミックス全12巻)
- #DRCL midnight children(集英社『グランドジャンプ』にて、2021年4号から連載)
- イラスト
- DEVIL'S DOOR(著:東山彰良、集英社ジャンプ ジェイ ブックス)
師匠[編集]
アシスタント[編集]
出演[編集]
- 浦沢直樹の漫勉 neo(NHK Eテレ 2020年12月17日) - 『#DRCL midnight children』の製作過程を収録した画像を見ながら浦沢と対談した。
外部リンク[編集]
- Shin-ichi Sakamoto (@14mountain) - Instagram
- 坂本眞一 (@14MOUNTAIN) - X(旧Twitter)
- ジャンプスクエア・直撃インタビュー
- 坂本眞一、ポートレイトドキュメンタリー - YouTube