坂井孝一

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坂井 孝一(さかい こういち、1958年2月 - )は、日本歴史学者[1]創価大学文学部人間学科教授[2]。専門は日本中世史。平安時代末期・鎌倉時代初期の政治史・文化史と室町時代芸能史を研究テーマにする[3]

来歴[編集]

東京都出身。東京都立竹早高等学校を経て、1982年に東京大学文学部国史学科を卒業する。1990年に同大学大学院博士課程単位取得。

1991年より創価大学文学部専任講師となり、助教授(1994年)を経て、2002年に教授に就任した。

2015年に「曽我物語の史的研究」で博士(文学)号を取得した。 2020年2月に、2022年大河ドラマ鎌倉殿の13人』の時代考証者になる[4]

坂井千春東京芸術大学器楽科(ピアノ)教授は、実妹。

著書[編集]

  • 曽我物語の史実と虚構』吉川弘文館、2000年、ISBN 4-642-05507-X
  • 『物語の舞台を歩く―曽我物語』山川出版社、2005年、ISBN 4-634-22460-7
  • 源実朝 「東国の王権」を夢見た将軍』講談社選書メチエ、2014年、ISBN 978-4062585811
  • 『曽我物語の史的研究』吉川弘文館、2014年、ISBN 978-4642029216
  • 『源頼朝と鎌倉』吉川弘文館〈人をあるく〉、2016年、ISBN 978-4642067904
  • 承久の乱 - 真の「武者の世」を告げる大乱』中公新書、2018年、ISBN 978-4121025173
  • 源氏将軍断絶 なぜ頼朝の血は三代で途絶えたか』PHP新書、2020年、ISBN 978-4569848280
  • 『鎌倉殿と執権北条氏―義時はいかに朝廷を乗り越えたか』NHK出版NHK出版新書〉、2021年9月10日。ISBN 978-4140886618 
  • 『坂井孝一が教える鎌倉時代のリアル』MdN新書、2022年、ISBN 978-4-295-20346-9
  • 『考証鎌倉殿をめぐる人びと』NHK出版新書、2022年、ISBN 978-4140886793

脚注・出典[編集]

  1. ^ 独立行政法人科学技術振興機構データベース
  2. ^ 創価大学研究者情報データベース
  3. ^ 坂井孝一『鎌倉殿と執権北条氏 - 義時はいかに朝廷を乗り越えたか』〈NHK出版新書〉2021年、「プロフィール」
  4. ^ 坂井孝一『鎌倉殿と執権北条氏 - 義時はいかに朝廷を乗り越えたか』〈NHK出版新書〉2021年、p.258-259「おわりに」