加藤明治 (作家)

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加藤 明治(かとう めいじ、1911年5月23日 - 1970年12月30日[1])は、日本教育者児童文学作家。

来歴[編集]

長野県上伊那郡南箕輪村出身[1][2]。1929年に長野師範学校に入学する[3]。1930年から、小・中学校の教員を務める[1]。教員生活は40年続け[3]、1970年に箕輪町立箕輪中学校校長を最後に退任した[2]。勤務先は南信地方だった[3]

その傍ら、児童文学の創作を行い、1956年に同人誌『とうげの旗』に参加する[3]。信州児童文学会が結成されると、その会長を務めた[3]

1960年、『つるの声』、で第9回児童文学者協会新人賞を受賞する[1][2]。1966年には『水つき学校』で児童福祉文化賞[注釈 1]および日本児童文学特別賞をそれぞれ受賞した[2][4]

その他、伊那市立伊那中学校校歌(1947年制定)、「南箕輪村民の歌」(1961年制定)の作詞を手がけている[2]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『20世紀日本人名事典』は受賞を1965年(昭和40年)とする[1]が、各年度の受賞作を明記した国立国会図書館国際子ども図書館資料の記載を採用する。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e "加藤 明治". 20世紀日本人名事典. コトバンクより2022年5月21日閲覧
  2. ^ a b c d e 広報みなみみのわ(2011年1月号) (PDF) 』(pp.4 - 5「特集 南箕輪村民の歌』を参照)
  3. ^ a b c d e 県郷土ゆかりの作家紹介 (PDF) - 信州ナレッジスクエア(長野県、PDF14ページ目を参照)
  4. ^ 児童福祉文化賞受賞作品一覧 児童福祉文化賞受賞作品一覧 (PDF) - 国際子ども図書館(2012年の展示会パンフレット、2ページ目を参照)