元吉庸泰

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元吉庸泰(もとよし つねやす、5月16日 - )は、日本の舞台演出家脚本家である。千葉県出身。オフィス・トゥー・ワン所属。

経歴[編集]

明治大学政治経済学部在学中に芸能活動をはじめ、モデルとしてテレビ、CM、雑誌、広告等で活躍。現在は自身の劇団の活動、演出、演出助手など裏方に専念する。

自ら劇団エムキチビートの主宰も務め、ほぼ全作品の脚本と演出を手がける。 2010年より、鴻上尚史主宰の虚構の劇団の演出部にも参加。演出家として活躍する一方で、鴻上尚史をはじめ、鈴木勝秀や、板垣恭一辻仁成鈴木裕美小林香河原雅彦西田シャトナー、藤田俊太郎、小川絵梨子など一線で活躍する演出家の演出助手も務める。多彩な舞台経験を生かして、数多くの話題の舞台を演出している。

劇団公演、脚本・演出作品[編集]

劇団エムキチビートの全ての作品の脚本(一部除く)・演出。

  • 2005.『ロンギヌs』明治大学第二学生会館地下アトリエ(脚本・演出)
  • 2005.『桜花狂咲』明治大学第二学生会館地下アトリエ(脚本・演出)
  • 2006.『明時ディソナンス』阿佐ヶ谷アルシェ(脚本・演出)
  • 2007.『昇鳴蛇 CRY:ME SNAKE』 阿佐ヶ谷アルシェ(脚本・演出)
  • 2007.『夜光星ディスコルーム』参宮橋トランスミッション(脚本・演出)
  • 2008.『Laputa Fall:ラピュータフォール』萬劇場(脚本・演出)
  • 2009.『昇鳴蛇 Cry:me Snake』シアターグリーンBIG TREE THEATER(脚本・演出)
  • 2009.『エレクトリック:サーカス∴デイズ』萬劇場(演出)
  • 2010.『ワールズエンド-フライバイユー-』新宿シアターサンモール(脚本・演出)
  • 2012.『I was Light』新宿シアターサンモール(脚本・演出)
  • 2013.『夜光星ディスコルーム』シアターグリーンBOX in BOX THEATER(脚本・演出)
  • 2014. 『黎明浪漫譚-れいめいロマンティック-』吉祥寺シアター(脚本・演出)
  • 2014.音劇『朱と煤-aka to kuro-』吉祥寺シアター(脚本・演出)
  • 2016.『アイワズライト』紀伊國屋サザンシアター(脚本・演出)
  • 2017.『赫い月』座・高円寺1(脚本・演出)
  • 2018.音劇『世界の終りに君を乞う。』銀座博品館劇場(脚本・演出)
  • 2022.『追想地獄変』シアター倉(脚本・演出)

主な演出作品など[編集]

  • 『ミュージカル 終わりのセラフ』AiiAシアター(演出)
  • 岡田浩暉25周年記念ミュージカルライブ『KOHKI OKADA presents I Love Musical』(構成・演出)
  • 『ミュージカル 魔界王子 devils and realist』シリーズ(脚色・演出・作詞)
  • PUBLIC∴GARDEN!『芥川龍之介 地獄変』『ハッシャ・バイ』(演出)
  • 錆色のアーマ』(演出・作詞)
  • 舞台『ぼくの友達』(演出)
  • 舞台『マリアビートル』(演出)
  • 『Pretty Guardian Sailor Moon The Super Live』(演出補佐)
  • 舞台『妖怪アパートの幽雅な日常』(演出)
  • ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』(演出)
  • 僕のヒーローアカデミア The "Ultra" Stage』(演出)
  • 『錆色のアーマ 繋ぐ』(演出・上演台本)
  • シザーブリッツ『キャッシュ・オン・デリバリー』(演出)
  • 音楽劇『ロード・エルメロイII世の事件簿』(演出)
  • 『僕のヒーローアカデミア The "Ultra Stage" 本物の英雄』(演出)
  • ミュージカル『EDGES』TEAM BULL(演出) ※新型コロナウイルスの影響により公演中止
  • 『錆色のアーマ 碧空の梟』(演出・上演台本) ※新型コロナウイルスの影響により公演中止
  • PUBLIC∴GARDEN!オンラインリーディング『芥川龍之介地獄変』『ピアニシモ 』『銀河鉄道の夜』『トランス』(上演台本・演出)
  • リモートシアター『ムカウミライ』(脚本・演出)
  • VRシアター『Equal』(演出)
  • ミュージカル『EDGES』TEAM BLUE(演出)
  • ミュージカル『PARTY』(演出)
  • 『錆色のアーマ 碧空の梟』(演出・上演台本) 
  • 朗読劇『トランス』(演出) ※新型コロナウイルスの影響により公演中止
  • ミュージカル『JAMIE』(演出補佐)
  • ミュージカル『グローリー・デイズ 2021』(演出)
  • ミュージカル『ソーホー・シンダーズ 2021』(演出)
  • 『僕のヒーローアカデミア The "Ultra Stage" 本物の英雄 Plus Ultra ver.』(演出)
  • アガサクリスティー作『マウス・トラップ』(演出)
  • 『僕のヒーローアカデミア The "Ultra Stage" 平和の象徴』(演出)
  • ミュージカル『EDGES 2022』(演出)
  • 『偽伝春琴抄』(脚本・演出)
  • 『裸足で散歩』(演出)
  • ミュージカル『フラグリア』(演出・上演台本)
  • 朗読劇『Story Of Songs』(演出)
  • 七人のおたく cult seven THE STAGE』(演出)[1]
  • 『僕のヒーローアカデミア The "Ultra Stage" 最高のヒーロー』(演出)
  • 『DOLL』(演出)[2]
  • ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』(脚本・作詞)2024年2月

演出助手作品[編集]

  • 2008、虚構の劇団『リアリティ・ショウ』より、同劇団の鴻上尚史の演出助手を務める。

話題の2.5次元公演やストレートプレイ、ブロードウェイミュージカルまで多岐に参加。
代表的なものとして、『アンナ・カレーニナ』『フロッグとトード』『シラノ・ド・ベルジュラック』『二十日鼠と人間』(鈴木裕美演出)、『マクガワン・トリロジー』(小川絵梨子演出)、『Forever Plaid』(板垣恭一演出)、『海峡の光』(辻仁成演出)、『弱虫ペダルIH編』シリーズ(西田シャトナー演出)、『StarS』『DNA-SHARAKU』(小林香演出)、『アルジャーノンに花束を』(荻田浩一演出)、『Defiled』(鈴木勝秀演出)、『人間風車』(河原雅彦演出)など。

脚注[編集]

  1. ^ ステージナタリー編集部 (2023年3月6日). “林翔太らが“おたく”の生き様を表現、アクションコメディで送る「七人のおたく」開幕”. ステージナタリー (ナターシャ). https://natalie.mu/stage/news/515437 2023年7月30日閲覧。 
  2. ^ ステージナタリー編集部 (2023年6月2日). “「DOLL」開幕、主演・林翔太が松本幸大との共演に「勉強にも刺激にもなりました」”. ステージナタリー (ナターシャ). https://natalie.mu/stage/news/527080 2023年7月30日閲覧。 

外部リンク[編集]