五十嵐均

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(いがらし ひとし、1934年12月31日[1] -)は、日本の小説家推理作家東京府(現・東京都)生まれ。東京都立日比谷高等学校慶應義塾大学法学部卒業。本名は五十嵐鋼三。妹は小説家の夏樹静子[2]

1994年、『ヴィオロンのため息の 高原のDデイ』で第14回横溝正史賞(現・横溝正史ミステリ大賞)大賞を受賞しデビューする。

作品リスト[編集]

単行本[編集]

  • ヴィオロンのため息の 高原のDデイ(1994年5月 角川書店 / 1997年8月 角川文庫
  • フランス橋暮色(1994年9月 角川書店)
  • 篭の女 湘南殺人海溝(1994年10月 光文社カッパ・ノベルス
  • 死体を置いていかないで(1994年11月 カドカワノベルズ)
  • 審判の日(1995年3月 角川書店 / 1998年4月 角川書店)
  • インディアナポリスの鮫(1995年8月 読売新聞社
  • 2010年の殺人(1995年10月 角川書店)
  • 緊急着陸!(1996年4月 実業之日本社ジョイ・ノベルス
  • 天草の女 島原の乱 夢幻行(1996年5月 カドカワノベルズ)
  • βの悲劇(1996年7月 角川書店 / 2000年7月 角川書店) - 共著:夏樹静子
  • オホーツク わが愛(1996年10月 東京書籍
  • 白い闇(1997年10月 読売新聞社)
  • 生まれ代りの時代(1997年12月 角川書店)
  • 物語新約聖書(2000年3月 角川書店)

アンソロジー[編集]

「」内が五十嵐均の作品

  • 誘拐(1995年1月 カドカワノベルズ / 1997年10月 角川文庫)「セコい誘拐」
  • 金田一耕助の新たな挑戦(1996年2月 カドカワノベルズ / 1997年9月 角川文庫)「金田一耕助帰国す」
  • 熱海連続殺人事件(1999年1月 文藝春秋)「アマン」
  • 不可思議な殺人(2000年2月 祥伝社文庫)「愛の時効」

脚注[編集]

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.441
  2. ^ 五十嵐 均”. 日本推理作家協会. 2018年9月11日閲覧。