中山淳雄

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中山淳雄(なかやま あつお、1980年 - )は、日本の社会学者。「エンタメ社会学者」の肩書で、コンテンツビジネスに関する数々の著書を執筆している。

来歴[編集]

1980年、栃木県宇都宮市に生まれる。東京大学西洋史東京大学大学院では社会学を専攻した[1]。2006年、新卒でリクルートスタッフィングに入社。2年間の営業を務めた後、海外事業やM&Aに携わる。2011年にDeNAへ転職。その後デロイト トウシュ トーマツでコンサルタント業務を務める。2013年からはバンダイナムコスタジオで、カナダ・シンガポール・マレーシアの新規事業を立ち上げた。2016年、ブシロードに転職。子会社のブシロードインターナショナル社長としてシンガポールに駐在し、カードゲームアニメプロレスなど、日本のコンテンツの海外展開に関する業務を行った[2]。2021年7月には、エンターテインメントの経済圏創出と再現性を追求するベンチャー企業Re entertainmentを設立[3]。2022年12月Plott取締役[4]。ほかに慶應義塾大学立命館大学研究員経済産業省コンテンツIP研究会の主査を務めている[5]

著書[編集]

  • 『ボランティア社会の誕生~欺瞞を感じるからくり~』三重大学出版会、2007年。ISBN 978-4944068937 
  • 『ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか』PHP新書、2012年。ISBN 978-4569807331 
  • 『ヒットの法則が変わった いいモノを作っても、なぜ売れない?』PHPビジネス新書、2013年。ASIN B00G6C55MY 
  • (英語)『The Third Wave of Japanese Games』PHP研究所、2015年。ASIN B00RXN5R3C 
  • 『オタク経済圏創世記 GAFAの次は2.5次元コミュニティが世界の主役になる件』日経BP、2019年。ISBN 978-4822289980 
  • 『推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来』日経BP、2021年。ISBN 978-4296000357 
  • 『エンタの巨匠-世界に先駆けた伝説のプロデューサーたち』日経BP、2023年1月26日。ISBN 978-4296001262 
  • 『エンタメビジネス全史「IP先進国ニッポン」の誕生と構造』日経BP。2023年。ISBN 978-4296001439

外部リンク[編集]

脚注[編集]