ワックス弾

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ワックス弾(ワックスだん Wax bullet)または蝋弾は、ワックス・蝋で作られた弾丸。通常はパラフィンで作られ、殺傷力は小さい(完全な安全ではない)。弾丸は低密度かつ軽量のため、発射薬は少なく、反動も少ない。そのため、特別なカートリッジを用いない限り、自動銃器には適さない。通常は、リボルバーで使用される。

1908年オリンピックでのワックス弾を用いた競技の模様

射撃訓練や早撃ちの射撃競技等に用いられ、20世紀初頭に流行したピストル決闘英語版競技でも用いられた。このピストル決闘1908年ロンドンオリンピックで競技ともなっている。

弾丸受け止め術のイリュージョンのトリックにも使われたことがある。中空のワックス弾を用いて、発砲時に弾丸が砕けて、事実上、空砲となる仕組みであった。

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