ロバート・イースター・ジュニア

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ロバート・イースター・ジュニア
基本情報
本名 ロバート・イースター・ジュニア
通称 E-Bunny(イースター・バニー)[1]
階級 ライト級
身長 180cm
リーチ 193cm
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 (1991-01-26) 1991年1月26日(33歳)
出身地 オハイオ州トレド
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 25
勝ち 23
KO勝ち 14
敗け 1
引き分け 1
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ロバート・イースター・ジュニアRobert Easter Jr.1991年1月26日 - )は、アメリカ合衆国プロボクサーオハイオ州トレド出身。元IBF世界ライト級王者。

来歴[編集]

アマチュア時代[編集]

2008年5月、ナショナル・ゴールデングローブスにライト級(60kg)で出場して準々決勝で敗退した[2]

2011年4月、全米選手権にライトウェルター級(64kg)で出場して準決勝で敗退した[3]

2011年7月、ロンドンオリンピックの国内予選選考会にライトウェルター級(64kg)で出場して決勝で敗退した[4]

2012年3月、全米選手権にライトウェルター級(64kg)で出場して準決勝で敗退した[5]

プロ時代[編集]

2012年11月10日、ステイプルズ・センターでデビュー戦を行い、2回2分39秒TKO勝ちを収め白星でデビュー戦を飾った。

2016年4月1日、DCアーモリーでエイドリアン・ブローナーvsアシュリー・セオフェインの前座で元IBF世界スーパーフェザー級王者アルヘニス・メンデスと対戦し、5回2分43秒TKO勝ちを収めた[6][7]

2016年9月9日、ペンシルベニア州レディングサンタンデール・アリーナダニエル・ジェイコブスVSセルヒオ・モラ第2戦の前座でランセス・バルテレミーの王座返上に伴いIBF世界ライト級3位のリチャード・カミーとIBF世界ライト級王座決定戦を行い、12回2-1(115-112、114-113、113-114)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[8]

2017年2月10日、オハイオ州トレドハンティントン・センターでIBF世界ライト級15位のルイス・クルスと対戦し、12回3-0(119-106、118-107、117-108)の判定勝ちを収め、初防衛に成功した[9][10]。尚この試合をBounce TVでのPBC:ザ・ネクスト・ラウンドとして放送し、Bounce TVで放送したPBCシリーズで最多視聴数である150万人が視聴した[11]

2017年6月30日、オハイオ州トレドのハンティントン・センターでIBF世界ライト級1位のデニス・シャフィコフと対戦し、12回3-0(120-108×2、116-112)の判定勝ちを収め、2度目の防衛に成功した[12][13]

2018年1月20日、ニューヨーク市ブルックリン区バークレイズ・センターで元世界2階級制覇王者でIBF世界ライト級13位のハビエル・フォルトゥナと対戦し、3度目の防衛を目指す予定だったが[14]、前日計量でフォルトゥナがライト級の規定体重である135ポンドを1.8ポンド超過の136.8ポンドを計測し失格となったため[15][16]、試合はイースターが勝てば王座防衛となるがフォルトゥナが勝っても王座交代とはならないという条件で行われ、イースターが12回2-1(114-113、115-113、113-114)の判定勝ちを収め、3度目の防衛に成功した[17][18]

2018年7月28日、ステイプルズ・センターにてWBC世界ライト級王者ミゲル・アンヘル・ガルシアと王座統一戦を行うも、12回0-3(111-116、110-117、109-118)の判定負けを喫し王座統一と4度目の防衛に失敗し王座から陥落した[19]

2019年4月27日、ラスベガスのザ・コスモポリタンにてランセス・バルテレミーとWBA世界ライト級正規王座決定戦で対戦するも引き分けとなった。この試合でイースターとバルテレミーそれぞれ25万ドル(約2700万円)のファイトマネーを稼いだ[20]

2021年8月7日、ストリップクラブで女性の顔を握った拳で殴って意識を失わせた上に唇に裂傷と歯を折ったとして暴行罪で逮捕された[21]。11月30日、当初は犯行を否定していたイースターが罪を認めたことで2年間の保護観察処分を下され、また被害者への接触禁止、アンガーマネジメントプログラムの完了を命じられた[22]

2022年2月7日、故郷のオハイオ州トレドの路上で強盗に拳銃を突きつけられて脅され身に付けていた金品を要求されるも、イースターは走って逃走しようとするが拳銃で3度撃たれ病院に運ばれて銃弾の摘出手術を受けた。犯人はイースターから金のネックレス、指輪、携帯電話を奪ってそのまま現場から逃走した[23]

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ "Robert Easter retains title in slugfest decision over Denis Shafikov". The Ring. Retrieved July 3, 2017.
  2. ^ 81.US National Golden Gloves - Grand Rapids - May 5-10 2008”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2016年9月11日閲覧。
  3. ^ 84.US National Golden Gloves - Indianapolis - April 25-30 2011”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2016年9月11日閲覧。
  4. ^ Last Chance Qualifier - Cincinnati - July 4-9 2011”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2016年9月11日閲覧。
  5. ^ US National Championships - Fort Carson - February 26 - March 3 2012”. Amateur.Boxing.Strefa.pl. 2016年9月11日閲覧。
  6. ^ Robert Easter Drills Mendez With Right Hand Bomb Boxing Scene.com 2016年4月1日
  7. ^ Robert Easter Jr. stepping up to face former titlist Argenis ESPN.com 2016年4月1日
  8. ^ ジェイコブス7回TKO勝ち、WBAミドル級正規王座V4 Boxing News(ボクシングニュース)2016年9月10日
  9. ^ Easter retains IBF lightweight title Fightnews.com 2017年2月11日
  10. ^ イースターJr初防衛、WBA・B級ウォーレンは陥落 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年2月12日
  11. ^ Easter vs. Cruz - PBC on Bounce TV Does Solid Ratings”. BoxingScene.com. 2017年2月14日閲覧。
  12. ^ Easter retains title against Shafikov Fightnews.com 2017年6月30日
  13. ^ イースターV2 シャフィコフに大差の勝利 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年7月2日
  14. ^ IBF champ Easter vows to destroy Fortuna Fightnews.com 2017年12月28日
  15. ^ Spence, Peterson, Easter make weight, Fortuna heavy Fightnews.com 2018年1月19日
  16. ^ あすスペンスvsピーターソン フォルトゥナ体重超過 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年1月20日
  17. ^ Easter barely retains IBF lightweight title Fightnews.com 2018年1月20日
  18. ^ スペンス初防衛成功、ピーターソンをストップ Boxing News(ボクシングニュース) 2018年1月21日
  19. ^ ガルシアがライト級王座統一、イースターに大差判定 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年7月29日
  20. ^ Robert Easter Jr. Vs. Rances Barthelemy Live Showtime Results, Odds, Purses”. Forbes (2019年4月27日). 2019年7月29日閲覧。
  21. ^ Robert Easter Facing Charge of Assault For Allegedly Punching a Woman”. Boxing Scene.com (2021年8月8日). 2021年9月12日閲覧。
  22. ^ Robert Easter Given Two Years Probation For Assault Charges”. Boxing Scene.com (2021年11月30日). 2021年12月26日閲覧。
  23. ^ Robert Easter Shot, Hospitalized After Fending Off Robbery Attempt In Cincinnati”. Boxing Scene.com (2022年2月7日). 2022年6月13日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

空位
前タイトル保持者
ランセス・バルテレミー
IBF世界ライト級王者

2016年9月8日 - 2018年7月28日

次王者
ミゲル・アンヘル・ガルシア