ロスチャイルド夫人のスキャンダル

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ロスチャイルド夫人のスキャンダル
加藤和彦シングル
初出アルバム『ベル・エキセントリック
B面 浮気なGIGI
リリース
規格 シングルレコード
録音 1981年4月 (1981-04)
ジャンル
時間
レーベル ワーナー・パイオニア
K-1507W
作詞・作曲 安井かずみ、加藤和彦
プロデュース 加藤和彦
加藤和彦 シングル 年表
  • ロスチャイルド夫人のスキャンダル
  • (1981年 (1981)
ベル・エキセントリック 収録曲
  1. ロスチャイルド夫人のスキャンダル (SCANDALE DE Mme ROTHCHILD)
  2. 浮気なGigi (GIGI, LA DANSEUSE)
  3. アメリカン・バー (BAR AMÉRICAIN)
  4. ディアギレフの見えない手 (DIAGHLEV, L'HOMME-ORCHESTRE)
  5. ネグレスコでの御発展 (LES NUITS FOLLES DE L'HOTEL NEGRESCO)
  6. バラ色の仮面をつけたMme M (MASQUE ROSE DE Mme M)
  7. トロカデロ (TROCADÉRO)
  8. わたしはジャン・コクトーを知っていた (JE CONNAISSAIS JEAN COCTEAU)
  9. ADIEU, MON AMOUR
  10. ジュ・トゥ・ヴー
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ロスチャイルド夫人のスキャンダル」(SCANDALE DE Mme ROTHCHILD)は、1981年7月25日 (1981-07-25)に発売された加藤和彦のソロ名義による10枚目のシングルである。

解説[編集]

「ロスチャイルド夫人のスキャンダル」は加藤和彦の7枚目のソロ・アルバム『ベル・エキセントリック』からのシングルで、アルバムと同時に発売された。レコーディングはYMOのメンバーに矢野顕子大村憲司などを交えてパリシャトウ・スタジオで行なわれている。歌詞は安井かずみによるもので、アルバムのテーマである1920年代のパリ社交界を舞台に、ロスチャイルド夫人をモデルとする女性が登場するミュゼット・ワルツ風の楽曲となっている[1][2]。一方、カップリング曲もアルバム収録曲の「浮気なGIGI」で、踊り子のジジをモデルにした8ビートの曲である。

アートワーク[編集]

アートワークは渡辺かをるが担当し、カバーにはアルバムと同じ金子國義の絵画が使われ、裏面には歌詞が縦書きで記載された。

収録曲 / パーソネル[編集]

  • 全作詞:安井かずみ、作編曲:加藤和彦
  • 収録時間はオリジナル・シングルレコードの表記に基づく。

SIDE 1[編集]

  1. ロスチャイルド夫人のスキャンダル (SCANDALE DE Mme ROTHCHILD)  – (2:51)

SIDE 2[編集]

  1. 浮気なGIGI (GIGI, LA DANSEUSE)  – (4:40)
    • 加藤和彦 - ヴォーカル、ギター
    • 大村憲司 - ギター
    • 細野晴臣 - ベース
    • 高橋幸宏 - ドラムス
    • 坂本龍一 - チェンバリン、プロフェット5
    • 矢野顕子 - ピアノ

参考文献[編集]

  • 『加藤和彦スタイルブック あの頃、マリー・ローランサン』CBSソニー出版、1983年11月。ISBN 978-4-78-970111-2 
  • 『ミュージック・マガジン 2009年12月号』株式会社ミュージック・マガジン、2009年12月。 
  • 牧村憲一 (監) 編『バハマ・ベルリン・パリ〜加藤和彦 ヨーロッパ3部作』リットーミュージック、2014年3月。ISBN 978-4-84-562367-9 

脚注[編集]

  1. ^ 『バハマ・ベルリン・パリ〜加藤和彦 ヨーロッパ3部作』p.32
  2. ^ ミュージック・マガジン』 2009年12月号 p.42