ラウフェオン・ストッツ

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ラウフェオン・ストッツ
生年月日 (1988-12-16) 1988年12月16日(35歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
テキサス州ヒューストン
通称 スーパー
(Supa)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ナイジェリアの旗 ナイジェリア
身長 170 cm (5 ft 7 in)
体重 61 kg (134 lb)
階級 バンタム級
リーチ 184 cm (72 in)
スタイル レスリング
拠点 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ウィスコンシン州ミルウォーキー
チーム ルーファスポーツ
ランク ブラジリアン柔術 (茶帯)
レスリング NCAAディビジョン2 (優勝)
現役期間 2015年 -
総合格闘技記録
試合数22
勝利20
ノックアウト4
タップアウト4
判定12
敗戦2
ノックアウト2
アマチュア総合格闘技記録
試合数6
勝利5
ノックアウト1
敗戦1
その他
大学 ネブラスカ大学カーニー校
総合格闘技記録 - SHERDOG
獲得メダル
カレッジスタイル
NCAAディビジョン2レスリング選手権
2012 プエブロ 149lb級
2013 バーミンガム 149lb級
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ラウフェオン・ストッツRaufeon Stots1988年12月16日 - )は、アメリカ合衆国男性総合格闘家テキサス州ヒューストン出身。ルーファスポーツ所属。元Bellator世界バンタム級暫定王者Bellator世界バンタム級ランキング1位

来歴[編集]

レスリング[編集]

高校3年生の時にレスリングを始める。高校卒業後、ラベット・コミュニティ・カレッジにレスリングの奨学生として入学し、1年生時にNJCAAで4位入賞しオールアメリカンに選出された。ネブラスカ大学カーニー校に編入後1年間は怪我でレッドシャツ(出場停止)となるも、翌年にはNCAAディビジョン2で優勝し30勝6敗の記録を残した。4年生時にはNCAAディビジョン2で2度目の優勝を果たし、チームの優勝にも貢献した[1]

総合格闘技[編集]

カーニーMMAジムでコーチをしていた元UFC世界ライト級王者ジェンス・パルヴァーからレスリングのコーチングを依頼されたのをきっかけに、パルヴァーのジムでボクシングブラジリアン柔術のトレーニングを始めた。拠点をアイオワ州に移し、元UFC世界ウェルター級王者パット・ミレティッチの下でトレーニングを始め、その後ミレティッチからデューク・ルーファスを紹介されルーファスポーツに移籍した[2]。また、大学時代のレスリング部の先輩で総合格闘技に転向したカマル・ウスマンに師事し、ウスマンの母親は大学時代に同じナイジェリアにルーツを持つストッツの面倒を見るようウスマンにアドバイスした[3]

2015年、 プロ総合格闘技デビュー。ローカル団体で13戦12勝の戦績を残す。

Bellator[編集]

2019年12月21日、Bellator初参戦となったBellator 236でチェイデン・レイアロハと対戦し、3-0の判定勝ち。

2021年5月7日、Bellator 258でバンタム級ランキング7位のジョシュ・ヒルと対戦し、3-0の判定勝ち。

2021年8月13日、Bellator 264でバンタム級ランキング3位のマゴメド・マゴメドフと対戦し、3Rを通して打撃とグラウンドの展開で優位に立ち3-0の判定勝ち。

Bellator世界王座獲得[編集]

2022年4月23日、Bellator 279のBellatorバンタム級ワールドグランプリ1回戦として行われたBellator世界バンタム級暫定王座決定戦でバンタム級ランキング1位のフアン・アーチュレッタと対戦。左ハイキックを放った際に膝がアーチュレッタの額をかすめ、ダウンを奪ったところにグラウンドの肘打ち連打で3RKO勝ち。王座獲得に成功し、グランプリ準決勝進出を果たした。当初は1回戦で王者セルジオ・ペティスとBellator世界バンタム級タイトルマッチを行う予定であったが、ペティスが右膝の前十字靭帯損傷により試合を欠場したため、アーチュレッタとの暫定王座決定戦に変更された[4]

2022年12月9日、Bellator 289のBellatorバンタム級ワールドグランプリ準決勝として行われたBellator世界バンタム級暫定タイトルマッチで、バンタム級ランキング6位の挑戦者ダニー・サバテーロと対戦し、2-1の5R判定勝ち。暫定王座の初防衛に成功し、グランプリ決勝進出を果たした[5]

世界王座陥落[編集]

2023年4月22日、Bellator 295のバンタム級ワールドグランプリ決勝として行われたBellator世界バンタム級暫定タイトルマッチで、バンタム級ランキング2位の挑戦者パトリック・ミックスと対戦し、左膝蹴りで1RKO負け。王座から陥落し、グランプリ準優勝となった[6]

2023年11月17日、Bellator 301でバンタム級ランキング6位のダニー・サバテーロと再戦し、3-0の判定勝ち[7]

戦績[編集]

総合格闘技 戦績
22 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
20 4 4 12 0 0 0
2 2 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ダニー・サバテーロ 5分3R終了 判定3-0 Bellator 301: Amosov vs. Jackson 2023年11月17日
× パトリック・ミックス 1R 1:12 KO(左膝蹴り) Bellator 295: Stots vs. Mix
【Bellator世界バンタム級暫定タイトルマッチ/Bellatorバンタム級ワールドグランプリ決勝】
2023年4月22日
ダニー・サバテーロ 5分5R終了 判定2-1 Bellator 289: Stots vs. Sabatello
【Bellator世界バンタム級暫定タイトルマッチ/Bellatorバンタム級ワールドグランプリ準決勝】
2022年12月9日
フアン・アーチュレッタ 3R 0:16 KO(左ハイキック→グラウンドでの肘打ち) Bellator 279: Cyborg vs. Blencowe 2
【Bellator世界バンタム級暫定王座決定戦/Bellatorバンタム級ワールドグランプリ1回戦】
2022年4月23日
マゴメド・マゴメドフ 5分3R終了 判定3-0 Bellator 264 2021年8月13日
ジョシュ・ヒル 5分3R終了 判定3-0 Bellator 258 2021年5月7日
キース・リー 5分3R終了 判定3-0 Bellator 253 2020年11月19日
キャス・ベル 3R 1:24 リアネイキドチョーク Bellator 242 2020年7月24日
チェイデン・レイアロハ 5分3R終了 判定3-0 Bellator 236 2019年12月21日
ラルフ・アコスタ 5分3R終了 判定3-0 LFA 68 2019年5月31日
レヴィ・モウルズ 5分3R終了 判定3-0 LFA 55 2018年11月30日
ライアン・リリー 3R 3:00 TKO(パウンド) LFA 48 2018年9月7日
アーノルド・バードン 1R 4:36 リアネイキドチョーク VFC 59 2017年12月16日
× メラブ・ドバリシビリ 1R 0:15 KO(左バックハンドブロー) Ring of Combat 59
【ROCバンタム級タイトルマッチ】
2017年6月2日
ロバート・エマーソン 5分5R終了 判定3-0 VFC 56
【VFCバンタム級タイトルマッチ】
2017年4月14日
ジェフ・カラン 5分3R終了 判定3-0 VFC 53 2016年11月23日
チャーリー・デュブレイ 2R 4:52 リアネイキドチョーク VFC 52 2016年7月16日
ウィリアム・ジョプリン 1R 1:18 KO(パンチ) VFC 49 2016年4月1日
デメトリアス・ウィルソン 3R 4:45 リアネイキドチョーク VFC 47 2016年1月29日
ロブ・メニゴス 5分3R終了 判定3-0 UCL: Cut Throath 2015年9月19日
ミッチ・ホワイト 5分3R終了 判定3-0 LFC 43 2015年7月17日
マイク・ヘブドン 2R 0:35 TKO(パンチ連打) EC 232 2015年5月30日

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

暫定王座決定戦 対戦者
フアン・アーチュレッタ
Bellator世界バンタム級暫定王者
2022年4月23日 - 2023年4月22日
次暫定王者
パトリック・ミックス