ムレシュ川

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ムレシュ川
ムレシュ川 2007年8月31日撮影
延長 761 km
平均流量 -- m³/s
流域面積 -- km²
水源 カルパチア山脈
水源の標高 850 m
河口・合流先 ティサ川
流域  ルーマニア ハンガリー
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ムレシュ川ルーマニア語: Mureşハンガリー語: Maros マロシュ、ラテン語: Marisusクロアチア語: Morišドイツ語: Mieresch / Marosch / Mureschセルビア語: Мориш / Муреш)は、東ヨーロッパを流れる川。東カルパチア山脈ジュルジェウ山系ルーマニア語版から発し、ハンガリー南東部のセゲドティサ川に合流する。

ムレシュ川は、ルーマニア国内でハルギタ県ムレシュ県アルバ県フネドアラ県アラド県、そしてハンガリーではチョングラード県を流れる。流域最大の都市は、トゥルグ・ムレシュアラド、セゲドである。

ムレシュ川は古代にはマリスス川(Marisus)として知られていた。トランシルヴァニア・ザクセン人のいたトランシルヴァニア、そしてハプスブルク家支配時代には、ミーレシュ川またはマロシュ川と呼ばれた。中世、の交易が行われ、を筏が行き来していた。ハンガリーへ入るとマロシュ川と呼ばれ、50kmの川となる。

ルーマニア域内のアラドより下流部からハンガリー国境までの氾濫原には森林草地などの多種多様な生態系があり、2006年にラムサール条約登録地となった[1]。ハンガリー域内の流域の一部である北側28.5 km²は、ケレシュ=マロシュ国立公園英語版として保護区となっている。またマロシュ氾濫原保護区は、広い森、氾濫原の植物、セゲド近郊0.6 km²の森林保護区からなっている。

脚注[編集]

  1. ^ Mures Floodplain | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2006年2月2日). 2023年4月11日閲覧。

参照[編集]

  • Administraţia Naţională Apelor Române - Cadastrul Apelor - Bucureşti
  • Institutul de Meteorologie şi Hidrologie - Rîurile României - Bucureşti 1971

外部リンク[編集]