マメジカ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マメジカ属
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 偶蹄目/鯨偶蹄目
Artiodactyla/Cetartiodactyla
亜目 : 反芻亜目 Ruminantia
: マメジカ科 Tragulidae
: マメジカ属 Tagulus
学名
Tagulus
和名
マメジカ属[1]

マメジカ属Tragulus)は鯨偶蹄目マメジカ科の属[2]。体重は0.7-0.8kgで、体長は40-75cmであり、最も小さい偶蹄類であるが、最大種はロイヤルアンテロープ属 Neotagusよりも大きい[3]。分布は東南アジアから中国南端、フィリピンジャワ島に限定されている[3]

以下の最新の分類は変更するものであり、この属のいくつかの種はほとんど研究が成されていない。しかし全ての種が主に夜行性で、植物食であり、深い森の中に住む[3]。単独性またはつがいで暮らし、雄は犬歯が長くなっており、闘いに用いられる[3]。(両性とも角はない。)マメジカ科の他の属と異なり、本属には、上部に明瞭な薄い縞模様や斑点が無い。

分類[編集]

伝統的に、マメジカ属は2種(T.napuT.jabanicus)のみと考えられてきたが、2004年以降は以下の6種に再編されている[4]

脚注[編集]

  1. ^ 川田伸一郎他 「世界哺乳類標準和名目録」『哺乳類科学』第58巻 別冊、日本哺乳類学会、2018年、1 - 53頁。
  2. ^ Wilson, D.E.; Reeder, D.M., eds. (2005). Mammal Species of the World: A Taxonomic and Geographic Reference (3rd ed.). Johns Hopkins University Press. ISBN 978-0-8018-8221-0. OCLC 62265494
  3. ^ a b c d Nowak, R. M. (eds) (1999). Walker's Mammals of the World. 6th edition. Johns Hopkins University Press.
  4. ^ Meijaard, I., and C. P. Groves (2004). A taxonomic revision of the Tragulus mouse-deer. Zoological Journal of the Linnean Society 140: 63-102.