| この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "マクスウェルの応力テンソル" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2013年5月) |
マクスウェルの応力テンソル(マクスウェルのおうりょくテンソル、英: Maxwell stress tensor)とは、電磁場の応力テンソルである。
マクスウェル応力は電磁場の運動量の流れの密度を表す。
マクスウェル応力 T は
で定義される。
真空中においては
となる。
マクスウェル応力の電場に関する部分の発散は
となる。
ここでベクトル三重積の公式
を用いている。また、ナブラの添え字 E は E に作用する(D に作用しない)ことを明示している。
磁場の部分も考えて、マクスウェルの方程式を用いれば
となる。
これを体積 V で積分すると、発散定理を用いて
となる。
左辺は表面から流入する運動量を意味する。右辺第二項は分布電荷に作用するローレンツ力であり、体積内の分布電荷の運動量の時間変化を意味する。
従って、右辺第一項は電磁場の運動量の時間変化と解釈され、
は電磁場の運動量密度を表す。
固有値・固有ベクトル[編集]
真空中でのマクスウェルの応力テンソルTの固有値λは次式となる。
また、電場E(または磁場B)のみの場合、固有値λと固有ベクトルvは次式となる。
関連項目[編集]