マイ・ソン・ソティアリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マイ・ソン・ソティアリー
Mey Son Sotheary
誕生 1977年
カンボジアの旗 カンボジア プノンペン
職業 小説家
国籍 カンボジアの旗 カンボジア
活動期間 1993年-
代表作 『姉さん』、『なぜ』
ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

マイ・ソン・ソティアリー(Mey Son Sotheary, 1977年 - )はカンボジア作家

略歴[編集]

プノンペンに生まれる。1993年から、短編小説や長編小説をカンボジアの日刊紙「リアスメイ・カンプチア」に発表し、雑誌「プロチアプライ」にも小説を連載する。現代の社会問題を描き、『姉さん』では、姉の仕事を知った青年の苦悩、『なぜ』では、弟や妹を養うために強盗の仲間になる少年を主題とした。他に『幼年時代』、『私の過去』、『狭い出口』などの作品がある。ポル・ポト政権時代を体験していない世代の作家として注目されている。

高校卒業後はテレビ局に勤務し、1997年からカンボジア女性メディアセンターのラジオ部門で、ニュース番組のスクリプト制作やアナウンサーとして活動している。

主な著作[編集]

日本語訳
  • 『現代カンボジア短編集』 岡田知子編訳、大同生命国際文化基金〈アジアの現代文芸シリーズ〉、2001年。 - 「リアスメイ・カンプチア」に掲載された2作を翻訳
  1. 「姉さん」
  2. 「なぜ」

参考文献[編集]

  • 岡田知子 『現代カンボジア短編集』解説

外部リンク[編集]