ベトテル

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ベトテル
Viettel
種類 国有企業
本社所在地  ベトナム
ハノイ
設立 2004年
業種 移動体通信事業者
代表者 レ・ダン・ズン(CEO
売上高 増加 110億ドル(2015年)
営業利益 増加 20億ドル(2015年)
従業員数 50,000人
所有者 ベトナム国防省
外部リンク http://viettel.com.vn/
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ベトテル (Viettel, 正しい発音の「ヴィエッテル」と呼ぶこともある[1][2]) は、ベトナム最大の移動体通信事業者である。ベトナム国防省が所有し運営している国有企業であり、ベトナム語で正式名称は「Tập đoàn Công nghiệp Viễn thông Quân đội」(集團工業遠通軍隊)だが、直訳すると「軍隊通信産業グループ」となる。なお、Viettelの発音はベッテルまたはビッテルの方が近いが、本頁では日本の新聞やその他ニュースメディアで広く使われているベトテルの表記を採用する。

概要[編集]

2018年時点でベトナム国内でのシェアはベトテルが50.6%、ベトナム郵電公社英語版 (VNPT) 傘下のビナフォン英語版が24.8%、モビフォン英語版が20.6%、ベトナモバイル英語版が3.6%、Gモバイル英語版が0.4%となっている。

また、ラオスカンボジア東ティモールカメルーンハイチモザンビークブルンジペルータンザニアミャンマーに進出して事業を展開している[3][4]

なお、ベトナム政府はビナフォン(VNPT)とモビフォンについては2020年に一部民営化するが、ベトテルについては引き続き政府のコントロール下に置く方針である[5]

5Gサービスのインフラ整備にあたってはファーウェイ製の通信機器を排除して、ノキアエリクソンの製品を中心に採用すると報じられている[6]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Saitou (2020年1月20日). “ハノイ空港(ノイバイ国際空港)でsimカードを購入してみた|タビホリ”. タビホリ. 2020年1月20日閲覧。
  2. ^ 携帯電話 - ベトナム・アクセス/総合情報/リンク集”. vn.access-a.net. 2022年3月5日閲覧。
  3. ^ ベトテル、ミャンマー開業1カ月で200万件”. エヌ・エヌ・エー (2018年7月24日). 2010年10月6日閲覧。
  4. ^ [ベトナム株] ベトテル、ミャンマーで携帯通信契約500万件に”. サーチナ (2019年2月14日). 2010年10月6日閲覧。
  5. ^ Vietnam to begin testing 5G networks next year”. NIKKEI ASIAN REVIEW (2018年11月16日). 2019年10月6日閲覧。
  6. ^ 越通信最大手ベトテル、ファーウェイ製排除へ”. 日本経済新聞 (2019年9月5日). 2019年10月6日閲覧。

外部リンク[編集]