ブラック・オア・ホワイト
「ブラック・オア・ホワイト」 | ||||||||
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マイケル・ジャクソン の シングル | ||||||||
初出アルバム『デンジャラス』 | ||||||||
リリース | ||||||||
録音 | 1991年 | |||||||
ジャンル | ポップス・ロック | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | エピック・レコード | |||||||
作詞・作曲 |
マイケル・ジャクソン ビル・ボットレル | |||||||
プロデュース |
マイケル・ジャクソン ビル・ボットレル | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
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マイケル・ジャクソン シングル 年表 | ||||||||
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「ブラック・オア・ホワイト」(Black or White)は、1991年10月にリリースされたマイケル・ジャクソンのシングル。
概要[編集]
アルバム『デンジャラス』からの先行シングル。作詞・作曲はマイケル・ジャクソンとビル・ボットレル。
曲が始まる前のイントロ部分(ショートフィルムではマコーレー・カルキンがギターの弾き真似をしている部分)でギターを弾いているのはガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュである。なお間違えられやすいが、曲中で聴けるメインのリフはスラッシュではなく、ビル・ボットレルによる演奏である(ただし、マイケルのソロデビュー30周年記念コンサートにスラッシュがゲスト出演した際には、このリフも含めて演奏したことがある)。
15か国以上のチャートで1位を獲得。日本では、当時マイケルも出演していたソニーのテレビ「KIRARA BASSO」のCMソングとして起用された。日本のオリコン洋楽シングルチャートでは1992年1月20日付から4週連続1位を獲得した[1]。
ショートフィルムの監督はジョン・ランディス、共演にはマコーレー・カルキン。クロマキー合成や光学合成を多用した、スムーズな映像の差し替えや、映像のモーフィングを積極的に取り入れた。当時はまだ自動でモーフィングさせる技術がなく、編集作業はMacintoshを駆使して、1コマずつ手で映像を修正している。
ただ、後半の通称「パンサー・パート」と呼ばれるシーンに、マイケルがストリートで車を壊したり、ガラスを叩き割ったりする描写があるため、暴力的だとして論争となった。
フル・バージョンは時間が長い上に後半部には音楽がないため、ちょうど楽曲が終わる様々な人の表情をモーフィングで繋いだシーンのシークェンスまでを前半部として、テレビ放送などではこれ以降の部分を放送しないことも多かった。
「パンサー・パート」の終わった後、『ザ・シンプソンズ』のアニメでビデオが終わる。なお、導入部のシーンで登場する少年(マコーレー・カルキン)の父親が家の屋根を突き破って飛んでいくシーンは、『THIS IS IT』にも一瞬挿入されている。
小沢健二は、2003年に発売したアルバム『刹那』収録の「さよならなんて云えないよ」のギターリフはこの曲の引用であることを明かしている。
脚注[編集]
- ^ コンピレーション・アルバム『ナンバーワン90s ORICON ヒッツ』の裏ジャケット。ナンバーワン 70s 80s 90s オリコン・ヒッツも参照。