フリースタイルスキー・ワールドカップ 2007-2008

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フリースタイルスキー・ワールドカップ 2007-20082007年12月13日から2008年3月16日まで開催された29シーズン目となるフリースタイルスキー・ワールドカップである。

競技種目[編集]

前シーズンに引き続きエアリアル(AE)、モーグル(MO)、スキークロス(SX)、ハーフパイプ(HP)が行なわれた。デュアルモーグル(DM)の競技も行なわれたが、ポイントはモーグルに加算された。また、モーグル、スキークロス、ハーフパイプの最終戦はヴァルマレンコにてスノーボードと共にグランドファイナルとして行なわれた。

日程[編集]

ロシアでは初となるフリースタイルスキー・ワールドカップがモスクワで開催された。

月日 種目 開催地 優勝者
男子 女子
2007年 12月13日 MO フランスの旗 ティーニュ カナダの旗 ピエール=アレキサンダー・ルソー オーストリアの旗 マルガリータ・マーブラー
12月21日 AE 中華人民共和国の旗 蓮花県 カナダの旗 スティーブ・オミシュル オーストラリアの旗 ジャッキー・クーパー
12月22日 AE ベラルーシの旗 ドミトリ・ダシンスキー オーストラリアの旗 ジャッキー・クーパー
2008年 1月12日 SX フランスの旗 レ・コンタミンヌ チェコの旗 トーマス・クラウス フランスの旗 オフェリー・ダビド
1月13日 HP カナダの旗 マシュー・ヘイワード カナダの旗 サラ・バーク
1月16日 SX フランスの旗 フレーヌ チェコの旗 トーマス・クラウス フランスの旗 メリル・ブーランジェ
1月18日 MO アメリカ合衆国の旗 レークプラシッド カナダの旗 ウォーレン・ターナー アメリカ合衆国の旗 エミコ・トリト
1月19日 AE カナダの旗 スティーブ・オミシュル オーストラリアの旗 ジャッキー・クーパー
1月20日 MO オーストラリアの旗 デイル・ベッグ=スミス アメリカ合衆国の旗 ミシェル・ローク
SX オーストリアの旗 クライシュベルク チェコの旗 トーマス・クラウス フランスの旗 オフェリー・ダビド
1月26日 MO カナダの旗 モンガブリエル フランスの旗 ギルバート・コラス ロシアの旗 エカテリーナ・ストヤロワ
1月27日 AE カナダの旗 スティーブ・オミシュル ベラルーシの旗 アラ・チュペール
2月1日 AE アメリカ合衆国の旗 ディアバレー ウクライナの旗 スタニスワフ・クラフチュク 中華人民共和国の旗 李妮娜
2月2日 SX カナダの旗 デイビー・バー フランスの旗 オフェリー・ダビド
DM カナダの旗 ヴィンセント・マーキス アメリカ合衆国の旗 シェリー・ロバートソン
2月9日 MO カナダの旗 サイプレス・マウンテン 中止
2月10日 AE カナダの旗 スティーブ・オミシュル オーストラリアの旗 ジャッキー・クーパー
2月15日 HP 日本の旗 猪苗代町 カナダの旗 マシュー・ヘイワード カナダの旗 サラ・バーク
2月16日 MO オーストラリアの旗 デイル・ベッグ=スミス 日本の旗 上村愛子
2月17日 AE ベラルーシの旗 アントン・クシニル オーストラリアの旗 ジャッキー・クーパー
2月22日 SX スペインの旗 シエラネバダ山脈 チェコの旗 トーマス・クラウス フランスの旗 オフェリー・ダビド
2月28日 SX チェコの旗 シュピチャーク 中止
3月1日 DM チェコの旗 マリアーンスケー・ラーズニェ フランスの旗 ギルバート・コラス 日本の旗 上村愛子
AE ロシアの旗 モスクワ カナダの旗 スティーブ・オミシュル オーストラリアの旗 エリザベス・ガードナー
3月6日 SX スイスの旗 グリンデルヴァルト スウェーデンの旗 ラーシュ・レベン スロベニアの旗 サーシャ・ファリック
3月7日 AE スイスの旗 ダボス カナダの旗 スティーブ・オミシュル スイスの旗 エベリネ・ルー
MO スウェーデンの旗 オーレ オーストラリアの旗 デイル・ベッグ=スミス 日本の旗 上村愛子
3月8日 DM カザフスタンの旗 ドミトリー・レイハード 日本の旗 上村愛子
3月9日 SX スイスの旗 ハスリベルク スウェーデンの旗 ラーシュ・レベン フランスの旗 オフェリー・ダビド
3月12日 HP イタリアの旗 ヴァルマレンコ カナダの旗 マイケル・リドル カナダの旗 ジェニファー・ハダック
3月15日 MO アメリカ合衆国の旗 デービッド・バビック 日本の旗 上村愛子
3月16日 SX スウェーデンの旗 ラーシュ・レベン フランスの旗 オフェリー・ダビド

総合成績[編集]

オーバーオール[編集]

男子はエアリアルの選手がオーバーオール総合優勝を獲得し、女子はスキークロスのオフェリー・ダビドが2年ぶり2度目の総合優勝を獲得した。

男子

順位 名前 ポイント
1位 カナダの旗 スティーブ・オミシュル 85.44
2位 チェコの旗 トーマス・クラウス 79.29
3位 オーストラリアの旗 デイル・ベッグ=スミス 66.40
4位 スウェーデンの旗 ラーシュ・レベン 64.00
5位 ベラルーシの旗 アントン・クシニル 60.33

女子

順位 名前 ポイント
1位 フランスの旗 オフェリー・ダビド 80.75
2位 オーストラリアの旗 ジャッキー・クーパー 80.25
3位 日本の旗 上村愛子 68.30
4位 中華人民共和国の旗 李妮娜 57.86
5位 カナダの旗 サラ・バーク 56.00

エアリアル[編集]

全9戦が行なわれた。男子ではカナダのスティーブ・オミシュルが2連覇を達成し、女子ではオーストラリアのジャッキー・クーパーが2度目の2連覇を達成した。

男子

順位 名前 ポイント
1位 カナダの旗 スティーブ・オミシュル 769
2位 ベラルーシの旗 アントン・クシニル 543
3位 ベラルーシの旗 ドミトリ・ダシンスキー 444
4位 ウクライナの旗 スタニスワフ・クラフチュク 396
5位 中華人民共和国の旗 韓暁鵬 352

女子

順位 名前 ポイント
1位 オーストラリアの旗 ジャッキー・クーパー 642
2位 オーストラリアの旗 リディア・ラシラ 460
3位 ベラルーシの旗 アラ・チュペール 453
4位 中華人民共和国の旗 李妮娜 405
5位 スイスの旗 エベリネ・ルー 322

モーグル[編集]

全10戦が行なわれた。男子ではオーストラリアのデイル・ベッグ=スミスが史上2人目となる3連覇を達成し、女子では上村愛子が日本人初の総合優勝を果たした。

男子

順位 名前 ポイント
1位 オーストラリアの旗 デイル・ベッグ=スミス 664
2位 フランスの旗 ギルバート・コラス 499
3位 カナダの旗 ヴィンセント・マーキス 429
4位 カナダの旗 アレキサンダー・ビロドウ 402
5位 アメリカ合衆国の旗 パトリック・デニーン 352

女子

順位 名前 ポイント
1位 日本の旗 上村愛子 683
2位 チェコの旗 ニコラ・スドバ 540
3位 オーストリアの旗 マルガリータ・マーブラー 510
4位 カナダの旗 クリスティ・リチャーズ 405
5位 アメリカ合衆国の旗 エミコ・トリト 396

スキークロス[編集]

全8戦が行なわれた。男子ではチェコのトーマス・クラウスが2年ぶり3度目の総合優勝を果たし、女子ではフランスのオフェリー・ダビドが優勝して連覇記録を5に延ばした。

男子

順位 名前 ポイント
1位 チェコの旗 トーマス・クラウス 555
2位 スウェーデンの旗 ラーシュ・レベン 448
3位 カナダの旗 スタンレー・ヘイヤー 344
4位 カナダの旗 デイビー・バー 302
5位 フランスの旗 テッド・ピカール 263

女子

順位 名前 ポイント
1位 フランスの旗 オフェリー・ダビド 646
2位 スロベニアの旗 サーシャ・ファリック 447
3位 フランスの旗 メリル・ブーランジェ 428
4位 ノルウェーの旗 ヘッダ・ベルントセン 409
5位 日本の旗 福島紀子 310

ハーフパイプ[編集]

全3戦が行なわれた。男女共にカナダの選手が初めて総合優勝を果たした。

男子

順位 名前 ポイント
1位 カナダの旗 マシュー・ヘイワード 229
2位 フィンランドの旗 カーレ・レイノネン 196
3位 カナダの旗 マイケル・リドル 170
4位 カナダの旗 ジャスティン・ドーレー 160
5位 フランスの旗 ザヴィエ・ベルトーニ 137

女子

順位 名前 ポイント
1位 カナダの旗 サラ・バーク 280
2位 アメリカ合衆国の旗 ジェニファー・ハダック 260
3位 カナダの旗 ロサリンド・グローエンウッド 160
4位 オーストラリアの旗 ダヴィーナ・ウイリアムス 139
5位 スウェーデンの旗 マルタ・アーレンステッド 85

外部リンク[編集]