フォークジャンボリー in いわみざわ

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フォークジャンボリー20XX
in いわみざわ
Folk Jamboree 20XX
in IWAMIZAWA
会場として用いられた いわみざわ公園野外音楽堂キタオン (北海道岩見沢市)
会場として用いられた
いわみざわ公園野外音楽堂キタオン
(北海道岩見沢市)
イベントの種類 音楽系イベント
旧イベント名 フォークジャンボリー2002 in さっぽろ
開催時期 毎年7月末または8月上旬
初回開催 2002年8月11日(札幌芸術の森野外ステージ)[1]
最終開催 2011年8月1日[2]
会場 いわみざわ公園野外音楽堂キタオン[2]
主催 北海道文化放送
北海道新聞社
エフエム北海道
はまなすアート&ミュージック・プロダクション[2]
後援 岩見沢市、岩見沢市観光協会[2]
企画制作 ベリーファーム[2]
協力 ウエス、ダブルス[2]
プロデューサー 南こうせつ[3]
来場者数 約7,000人(2011年)[4]
最寄駅 函館本線・室蘭本線 岩見沢駅
直通バス
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フォークジャンボリーinいわみざわは、北海道岩見沢市で開催されたフォークソングのコンサート。正式名称は開催年が入り「フォークジャンボリー20XX in いわみざわ」(英:Folk Jamboree 20XX in IWAMIZAWA)となる。本記事では、前身の「フォークジャンボリー2002 in さっぽろ」についても記述する。

概要[編集]

2002年に北海道文化放送(UHB)の開局30周年記念イベントの一環として「フォークジャンボリー2002 in さっぽろ」を札幌芸術の森野外ステージで開催。「フォークソングブームと同じ時代に生まれた放送局としてフォークソングのようにいつまでも愛されたい」といった思いの元[5]、1970年代を中心に若者を熱狂させたフォークソングの魅力を伝える音楽フェスティバルを展開[1]

同イベントで予想を上回る5千人以上のチケット販売を記録し手狭となったことから[3]、2003年にはいわみざわ公園野外音楽堂キタオンへ移転[6]、「フォークジャンボリー in いわみざわ」に改題[7]。コンサートの模様はUHBで特別番組として放送された[8][9]南こうせつが全ての回に参加し総合プロデュースを担当[3]、司会として解説も交えながら進行した[10]

オープニングでは「あの素晴しい愛をもう一度」を来場者全員で歌うのが恒例とされ、2010年の来場者アンケートでは40-60代の中年層の来場が多く開催初期のアンケートと比較し来場者が年代を重ねて「オトナが楽しめるフォークの集い」の場として機能していると分析された[3]

来場者の裾野を広げるべくANRITHE BOOMBEGINなどフォークシンガー以外のキャスティングも行い[3]、2010年には開場時間を2時間半繰り上げて午前からの入場開始や隣接する北海道グリーンランドの入園料割引、空知管内の名店をグルメゾーンに出店するといった滞在型のイベントを意識した企画も打ち出されており[11]、2010年までに延べ35,810枚のチケットが販売された[3]

その後プロデュースにも携わった南から「一区切りとしたい」との意向があり、2011年の第10回「フォークジャンボリー2011 in いわみざわファイナル」をもって終了[6]。4月から一般発売された最終開催の前売券7千枚は松山千春の出演が予定された事もあり5月上旬に完売した[3]

開催履歴[編集]

回数 開催日 出演者 来場者 テレビ放映
1 2002年
8月11日[12]
南こうせつ伊勢正三
加川良 with TWINS(すぎの暢)[13]
杉田二郎イルカばんばひろふみ
山本潤子高田渡[14]
約5,000人[14] 8月18日
12:00 - 13:25[8]
2 2003年
7月27日
南こうせつ、五十嵐浩晃、イルカ、
座・ジローズ[メンバー 1]、高田渡、BEGIN
まるで六文銭のように[メンバー 2][7]
約6,000人[15] 8月9日
13:30 - 14:55[16]
3 2004年
8月1日
遠藤賢司五つの赤い風船なぎら健壱、南こうせつ、
伊勢正三、尾崎亜美沢田聖子[17]
シャイポール久保田(オープニングアクト)[18]
約5,000人[19] 8月14日
14:00 - 15:25[9]
4 2005年
7月30日
南こうせつ、中村あゆみムッシュかまやつ[20]
杉田二郎、伊勢正三、カルメン・マキ[21]
松本大地、ZAQ、笹木勇一郎[22]
松山千春(飛び入り出演)[23]
約3,000人[24] 8月6日
13:00 - 14:25[25]
5 2006年
7月31日
南こうせつ、夏川りみ、イルカ、海援隊[26]
ブレッド&バター[13]
約4,000人[26] 8月12日
16:00 - 17:30[27]
6 2007年
8月5日
南こうせつ、ANRI斉藤哲夫
細坪くんと三浦くん[メンバー 3]川嶋あい[28]
約2,500人[29] 8月18日
16:00 - 17:30[30]
7 2008年
7月28日
南こうせつ、イルカ、杉田二郎、因幡晃
山本コウタロー&ほぼウィークエンド[31]
約3.700人[31] 9月6日
16:00 - 17:30[32]
8 2009年
7月27日
南こうせつ、加藤和彦太田裕美、夏川りみ[33]
なごみーず[メンバー 4]、松山千春(飛び入り参加)[34]
村澤敏子(イワウメ オープニングアクト)[37]
約3,500人[33] 8月22日
16:00 - 17:25[34]
9 2010年
7月25日
南こうせつ、泉谷しげる、海援隊、石川ひとみ
THE BOOM[38]ひいらぎ[39]
約4,600人[40] 8月29日
16:00 - 17:25[41]
10 2011年
8月1日
南こうせつ、伊勢正三、山本潤子、松山千春[4] 約7,000人 8月27日
16:00 - 17:25[42]

DVD[編集]

2006年12月22日発売。2002年から2006年までの公演内容を収めた5枚組のDVD-BOX。

関連項目[編集]

  • yukky - 本イベントのポスタービジュアルを担当[43]

出典・脚注[編集]

  1. ^ a b 札幌で11日野外コンサート蘇る70年代フォークに浸る - 北海道新聞2002年8月7日朝刊札幌市内版
  2. ^ a b c d e f フォークジャンボリー2011 in IWAMIZAWA ファイナル - ハマナスアート
  3. ^ a b c d e f g 岩見沢フォークジャンボリー10年目のフィナーレ - 北海道新聞2011年6月2日夕刊
  4. ^ a b 最後のフォーク祭典 - 北海道新聞2011年8月1日朝刊
  5. ^ UHB開局30周年記念札幌の夏空の下フォーク大全集 - 北海道新聞2002年5月21日夕刊
  6. ^ a b そらねっと24最多の7000人10年分の拍手フォークジャンボリー最終回 - 北海道新聞2011年8月2日朝刊空知版
  7. ^ a b 情報クリップ岩見沢でフォークジャンボリー - 北海道新聞2003年7月26日夕刊
  8. ^ a b 北海道新聞2002年8月18日朝刊テレビ欄
  9. ^ a b 北海道新聞2004年8月14日朝刊テレビ欄
  10. ^ 来月30日岩見沢でフォークジャンボリー 世代超え時代共感 - 北海道新聞2006年6月8日夕刊
  11. ^ ジャンボリー滞在型に -北海道新聞2010年4月21日朝刊空知版
  12. ^ 「フォークジャンボリー2002 in さっぽろ」として札幌芸術の森にて開催
  13. ^ a b c RELEASE INFORMATION FOLK JAMBOREE IN SAPPORO・IWAMIZAWA DVDBOX 2002〜2006 - ハピネット
  14. ^ a b ヒット曲次々よみがえる青春札幌でフォークジャンボリー - 北海道新聞2002年8月12日夕刊
  15. ^ こだま - 北海道新聞2003年7月28日朝刊
  16. ^ 北海道新聞2003年8月9日朝刊テレビ欄
  17. ^ こうせつ、伊勢正三、遠藤賢司 懐かしのフォーク集結 - 北海道新聞2004年7月8日夕刊
  18. ^ 苫小牧在住のシンガーソングライター シャイポール久保田 47歳で初のアルバム中高年を元気に - 北海道新聞2008年8月2日夕刊
  19. ^ フォークの祭典にファン5000人酔う - 北海道新聞2004年8月2日朝刊
  20. ^ イベントウィークリー道央 - 北海道新聞2005年7月28日朝刊道央版
  21. ^ 北海道新聞からのお知らせ フォークジャンボリー2005inいわみざわ -北海道新聞2005年4月25日朝刊
  22. ^ こうせつムッシュと岩見沢でステップアップ 道内若手3組初出演30日フォークジャンボリー - 北海道新聞2005年7月26日朝刊空知版
  23. ^ 今日の話題 キタオン10年 -北海道新聞2011年7月15日夕刊
  24. ^ 青春再びフォークの祭典 - 北海道新聞2005年7月31日
  25. ^ 北海道新聞2005年8月6日テレビ欄
  26. ^ a b こだま 北海道新聞2006年7月31日朝刊
  27. ^ 北海道新聞2006年8月12日朝刊テレビ欄
  28. ^ 北海道新聞からのお知らせ - 北海道新聞2007年5月9日朝刊
  29. ^ フォークの休日満喫ジャンボリーに2500人岩見沢 - 北海道新聞2007年8月6日朝刊
  30. ^ 北海道新聞2007年8月18日朝刊テレビ欄
  31. ^ a b 懐かしのフォークに酔って岩見沢 - 北海道新聞2008年7月28日朝刊
  32. ^ 北海道新聞2008年9月6日朝刊テレビ欄
  33. ^ a b 懐かしの曲もう一度岩見沢でフォークジャンボリー - 北海道新聞2009年7月27日朝刊
  34. ^ a b 北海道新聞2009年8月22日朝刊テレビ欄
  35. ^ 63歳村沢さん フォークジャンボリーの前座に - 北海道新聞2009年7月4日夕刊
  36. ^ 生きる 優しさあふれる自然賛歌 フォークジャンボリーの公募で唯一出演村沢敏子さん(63)北海道新聞2009年8月31日夕刊
  37. ^ UHB「のりゆきのトークDE北海道」番組内でのオーディションにて選出。[35][36]ザ・ナターシャー・セブンメンバー。
  38. ^ 北海道新聞からのお知らせ - 北海道新聞2010年5月17日朝刊
  39. ^ 「フォークジャンボリー2010inいわみざわ」出演決定!! - ひいらぎ(ソニーミュージック)
  40. ^ 懐かしの名曲に歓声岩見沢でジャンボリー - 北海道新聞2010年7月26日朝刊
  41. ^ 北海道新聞2010年8月29日朝刊テレビ欄
  42. ^ 北海道新聞2011年8月27日テレビ欄
  43. ^ ひと2011 「あいさつの魔法。」のキャラクターを描いた yukkyさん - 北海道新聞2011年5月22日朝刊

ユニットメンバー

  1. ^ 杉田二郎、細坪基佳
  2. ^ 及川恒平小室等四角佳子
  3. ^ 細坪基佳、三浦和人
  4. ^ 伊勢正三、太田裕美、大野真澄

外部リンク[編集]