ノート:NANDゲート

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「ハードウェアの解説とピン配置」節における要出典タグについて[編集]

「ハードウェアの解説とピン配置」節における「4個入っているため2個前後が余ることも多く、入力スイッチのチャタリング解消用RSラッチを構成したり(ラッチ回路)、NOTゲートに使うなど(NANDの入力を結線するとNOTになる)、流用するための小技を覚えておくと便利なことがある」という記述について、要出典タグを再貼付します。以下に理由を述べます。

  • 4個入っているため2個前後が余ることも多く、入力スイッチのチャタリング解消用RSラッチを構成したり
    • NAND回路が4個入っているのは7400/4011限定の話であり、余ることが多い少ないは単なる設計上の都合に過ぎない。
    • 2個前後では1個の場合も含まれるが、1個では(有益な)ラッチ回路を構成できないことは明白。
  • 入力スイッチのチャタリンク解消用
    • a/b接点のスイッチでは通常用いられない(c接点での適用例はよくあるが)。「入力スイッチの」というくくりは不適当ではないか。
  • 流用するための小技を覚えておくと便利なことがある
    • 単なる編集者の評論。

と考えられるためです。

なお、NAND回路を使ってラッチ回路を生成したり、NOTゲートとして使うこと自体は、内部リンク先や真理値表を確認すれば明らかなので問題にしていません。(強いて言えば、NOTゲートとして使う場合は、全入力を接続するか、1入力以外を「H」にする方法があるし、どちらを使うかは設計上の都合に過ぎないので、記述としては不完全です)

そもそも問題としている記述は「ハードウェアの解説(というよりロジックICの説明になってますが)」ではなく使用方法に関する事項であり、上記の通りの問題があって、出典が無い状態かつ独自研究になっており除去すべきと考えています。なお、この部分はこの版[1]からありますが、編集者は現在編集できない状態になっており当人による記述意図が明らかになる見込みがありません。--みそがい会話2021年11月10日 (水) 09:58 (UTC)[返信]

回路図を描く際に、NOTゲートをNOTゲートの記号で描くか、入力のつながったNANDゲートの記号で描くかは任意なわけですが、普通はNOT記号で描くと思います。つまり、まずは人間にとって論理のわかりやすい形で回路図を起こし、いざ実装する際に、どんなICをいくつ使うかという問題になる。つまり設計上の都合ではなく実装上の都合なわけです。
1入力以外を「H」にする方法に関しても、「H」にする際にはプルアップ抵抗が必要です。全入力を結線する方法だと追加部品は必要ありません。これも設計上の都合ではなく実装上の都合です。
この、主に設計上の都合ではなく実装上の都合であること、それがこの節の記述された意図だと想像します。--みつひし会話2021年11月11日 (木) 06:49 (UTC)[返信]
コメントありがとうございます。
まず、出典が無い状態であり、独自研究であることについては同意していただけるのでしょうか。
次に、いただいたコメントについては、以下に私の考えを述べます。
設計という語については、回路図レベルの話だけをしているのではありません。回路設計、実装設計、筐体設計等のレベルがありますが、それぞれを切り離して考えることはまれだと思います。そもそも、現在の回路設計は実装設計と不可分なツールで行われる場合が多いです。言い換えれば、回路図レベルで最適化されていていることと、実装レベルで最適化されていることは必ずしも一致しません、使用する部品が無制限にあるわけでもありませんから、必要最小限の部品で、実装を含め、必要な性能を満たすことが最終的な目的であると考えます。そういう意味では、実装段階になって初めて必要な部品(ゲートIC)が足りないなどということは、通常の設計ではあり得ません。各段階を行き来してすり合わせが行われるからです。
「H」レベルに固定する方法は、ロジックICのシリーズの違いによって違いますし、必ず抵抗が必要とは言えません。例えば、CMOSタイプでは不要(+電源に直結)ですし、TTLでもノイズの心配がなければ「+電源」直結でも実質問題はありません。またLSタイプではプルアップする必要自体が無いこともあります([2]も参照願います)。また、全入力を結線する方法は、前段ICのファンアウトが問題になる場合もありますし、一概にどちらが良い悪いという話でもありません。
趣味、民生、医療や宇宙等の適用分野によってどのような設計をするかは適宜使い分けがなされるのだと思います。逆に言えば、現時点のTIPS的、適用が限定的な内容はこれらの設計上の都合なのであって(既に真理値表が明示されていたり等の他は)よほどの出典を提示しなければならないと考える次第です(WP:NOTADVICE に抵触するとも考えられます)。実装上の都合だということであれば、なおさら「(NANDゲートの)ハードウェアの解説」ではありませんので不要な記述であると思います。--みそがい会話2021年11月11日 (木) 13:30 (UTC)[返信]
論点は『ウィキペディアは百科事典的な参照資料であって、教科書ではありません。(中略)これ以外のもの、特に教育よりも情報提供を意図するものについては、ウィキペディアの記事として適している場合もあるかもしれません』の部分にあるのだと思います。
俺の想像では当該部分の記述者はごく初歩的なケースを想定していたのだろうと思うのです。例えば人の描いた回路図を自分で実装してみるケース。その回路図が2個のNANDと2個のNOTからなる簡単な回路だったとしましょう。回路図を見て「あっ、7400一つで実装できるのね」と分かるか、あるいはそうでない人なら7400と7404を買ってきて実装するかもしれません。さすがにそれではあまりにも、というのでこの記述がある。
実装やハードウェアという際に、ICを使った回路の話と、ICそのものの半導体的な話とがあるのが悩ましいですね。このへんは文面を整えつつ、なるべく情報を残したいというのが俺の考えです。
ひとまず当該部分を書き直してみました。
「NANDゲートはNOTゲートに流用したり(NANDの入力を結線するとNOTになる)、
2つのNANDをRSラッチに流用したり(ラッチ回路)することができる。」--みつひし会話2021年11月12日 (金) 01:51 (UTC)[返信]
書き直した部分を確認しました。しかし、
  • NANDゲートを組み合わせることによって他の組み合わせ論理回路を実装可能であることは、既に導入部で言及済みです。したがって、敢えて特定の場合を採り上げて記述する必要がない。(詳細は否定論理積#完全性を参照)
  • RSラッチに流用「できる」だけではなく、他のラッチ回路も実装することができることから、敢えて2つのNAND回路を用いる例を採り上げる必要は薄い。
ということなのであって、標準ロジックのNAND ICの(ごく限られた)使い方を記述すること自体が、この場合設計上の都合としか思えないのです。この記事は「NANDゲート」なのですから、そもそも標準ロジックICの素子数にとらわれた記述をすべきでは無く、もっと汎用性の高い記述にすべきだと考えますがいかがでしょうか。
みつひしさんが残したい情報というものが、ごく一部の限られた使い方についてであるという私の指摘を納得していただけるかどうかは別として、記事の読者としての立場としては当然出てくる疑問でもあります。具体的にどういう(節名を含め)記述をすればよいのか、私はまだはっきりとは考えていませんが、資料当たりも含めて検討します。--みそがい会話2021年11月12日 (金) 14:29 (UTC)[返信]
[3]に関し、まずは、加算器の図の変更、ロジックICの図の変更、NANDゲートの完全性についての記述追加、説明になっていない図の削除、等を行いました。完全性記述により(ロジックICの使い方としてではなく)NANDゲートが組み合わせ回路や順序回路の基として使用可能である旨が分かるようにしたつもりです。--みそがい会話2021年12月9日 (木) 16:21 (UTC)[返信]