ノート:存在価値

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出典が全く示されず、内容の判断や記述への客観的な確認ができません。-219.35.22.28 2015年11月4日 (水) 14:34 (UTC)"[返信]

== 内容の恣意性について等 ==

大変興味深い記事ですが、「社会問題の原因となり得る」として書かれた内容に論拠が不足しています。
具体的に挙げると、自己の存在価値を確保できない人間が反社会行動を引き起こすに至る動機が定義されていません。
私見を述べるなら、
・精神とは自己と世界を繋ぐ唯一の窓であり、それがもたらす認識を他者が得る事は不可能である。
・存在価値とは精神がみせる幻の一つであり、人間には存在価値を正しく知覚する能力は備わっていない。
・数値化が不可能である理由もそもそも存在しない為である。これを在ると仮定するのであれば、個々の裁量によって数値化は可能である。
・ただし現状知覚できないだけで、存在価値が事実「無」であるかは不明である。
・この幻が自身にもたらす欲求は、他者によってのみ解消可能なものである。
・上述した性質から、存在価値とは個々が思い込まされている幻であり、正確に他者と比較できるものではない

存在価値を感じられなくなった人間はまず情報を欲する。
世界を参照する事で存在価値を得るための手段を模索したり、直接自己の優位性を満たす為の比較対象を集める。
そうして一時的に抑制しながら、次第に求める存在価値は膨れ上がっていく。

他者に利益を生む行動によって手段の模索を続けた場合、思わぬ形で満たされる事もあるが
己の優位性を満たそうと自分より劣った対象ばかり見続けた場合は欲求を満たせなくなり、
精神から不当に自分ばかりが苦しめられているという幻を信じ込まされる。

精神が認識する事で存在している世界の在り様は、精神を通してのみ知り得るものであり
自分の思い込んだ形に歪められたものである。
自身が不当に存在価値を得られず、苦しめられていると思い込んだ場合、
無自覚に都合の良い情報を依り集めるようになり、形のない妄想に根拠を得たような満足感を満たしながら
自身の世界を最悪なものへと変えていく。

そうした過程で他者を不当に逆恨みするようになり、自身の思い込みと現実の違いを思案しなくなっていき
他者からもたらされるという存在価値に阿り、社会を害し他者を害する事で己が満たされると考えるようになる。

以上が社会問題の原因になり得る存在価値の側面であり、おおむね記述に同意するものであるが
同項において近年増加したかのように書かれている点には些か疑問を呈したい。
生物はその生態を保持するために大陸では個体の特徴が顕著に、生存場所を奪い合う島国では平均的になる性質があり
自己表現の制限された世相が、存在価値による社会問題をいくらか抑えはしただろうが、
生物の性質とはそれほど急激に変化するものではない為、従来の人間と現代人に大きな違いがあるとは考えられない。
生存に次いで重視され、時には生存を凌駕するほど重視される自己の存在価値、存在理由を
都市化によって崩壊させたとあるが、その理論自体が崩壊している。

共同体において不可能なものは平等であり、それが抑圧であれ権利であれ統一される事はない。
なぜなら、共同体が共同体であるため個々に従わせる内容が同じであっても、それを遵守するために個々が感じる負荷は一定ではない為と
共同体が正しく機能するように管理する、相対的に強い立場を持つ存在が必要な為である。
したがって、存在価値に対する欲求は存在し、存在価値自動構成装置などといった考えは都合の良い幻想でしかありえない。
仮にそうしたものがあったとするならば、なぜ都市化が起こり得ただろうか。
幾つもの共同体を内包した「日本」というマクロな共同体において、その中枢に身を置く事が存在価値を得る上で他者に先んじると目せばこそ
一か所に人口が過密し都市化が起きたのであって、存在価値が保証されていたなら起こり得ようはずがない。

第一、満足な存在価値を感じる役割を与えられ構成されていたとすれば、少なからず自身の役割に矜持をもって望んでいるはずである。
安からず考えるだろう共同体から自分が抜ければたちまち立ち行かなくなると判っていて、価値が得られるかどうか保証のない都市に移るというのは
もはや破滅思想に取りつかれた狂人の心中行為という他にない。

どの時代であれ誰しも存在価値の葛藤を抱え、それによって社会問題も起きていた。
個々に引き起こされる問題どころか、都市化や過疎化こそまさに存在価値による社会問題の最たるものと言える。
近年情報技術の発展によって表面化したのに加え、徒にメディアが煽る在りもしない情報の捏造によって
存在価値への不満は上昇傾向にあるのは確かだが、社会問題の引き金となっている点で懸念すべき事は、
過去に幻想を抱き現状を批判する事ではなく、世の中に溢れかえる無責任な虚言から真実を見分ける知性を失わない事である。

--Crowdorder会話2017年2月17日 (金) 00:16 (UTC)[返信]