ノート:京福大野駅

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国鉄バス大野線について[編集]

当駅付近に発着していた国鉄バス大野線について、「越美北線開通後は、越美線代行扱いで運行されていた」という表現での加筆が行われていましたが、この表現の妥当性には著しい疑問があります。

まず、越美北線開通に伴って、当時の国鉄自動車局内で大野線の取扱いが変更されたというような話には接したことがありません。また、出版物等でもこの大野線を「代行路線」と表現しているものにも接したことはありません。『鉄道ジャーナル』1984年6月号(通巻第208号)の特集記事「国鉄バス1984」は、国鉄自動車局の企画・取材協力により作成された信頼性の高いものですが、その中の国鉄自動車局輸送課・補佐の方の署名による記事「国鉄バス半世紀のあゆみ」「国鉄バスの現況」においても、鉄道線の「代行バス」「代替バス」として記載されているのは、白棚線川俣線などの廃止線の代行路線が主であり、未完成線関係では唯一、五新線の鉄道路盤をバス専用道に転用した阪本線が、これに含めて紹介されているのみです。大野線を含め、他の先行路線はいずれもここに含められていません。『バスジャパン・ハンドブック』シリーズでは、バスや地域交通に関し多くの研究・著作のある鈴木文彦氏が、ジェイアールバス東北や西日本ジェイアールバスなどの歴史について執筆した記事がありますが、これらの記事でも国鉄バス路線の「代行路線」の考え方は上記と同様です。

以上より、「鉄道線の建設予定区間について、建設に先行して開設された国鉄バス路線は『先行路線』、廃止された鉄道路線の代替として開設された国鉄バス路線が『代行路線』であり、例外的に、建設が進んでいた鉄道路盤をバス専用道に転用したケースのみが、予定線の先行であっても『代行路線』に区分されることがあった」というのが、既存の公刊文献で確認できる考え方です。

これらのことから、何か特に根拠を示す文献等がない限り、大野線を越美線の「代行路線」と記載することはできないと考えます。--219.111.108.253 2014年2月9日 (日) 03:33 (UTC) 修正・補足--219.111.108.253 2014年2月9日 (日) 03:44 (UTC)[返信]