ノート:ミケナ・ルクセテルナ

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  • 「柄の部分は大きくなると直径8ミリ程度になる」、「発光性のジェル」という記述は原記載にはない。
  • 「ジェルで覆うことによって気温が上がる昼間に水分を保持していると考えられている」のくだりは原記載にはまったくなく、英語版の記事にもない。ジオグラフィック記者の個人的解釈ではないかと考える。ちなみにクヌギタケ属の柄の表面のゼラチン質については、形態発生学的には内被膜とみなすべきではないかという見解[1]があり、かさの縁と柄の基部とが接しているごく若い子実体において、ひだと柄との間の組織がゼラチン化したものと解されている。ひだの水分保持を担っていると考えることはできるが、「気温が上がる昼間」への対応と見なすのは擬人化が過ぎると思う(温帯産の種でも、同様に柄がゼラチン質に覆われるものは多数ある)。
  • 種小名の語源(Etymology)について、原記載ではラテン語 lux(光)とaeterna(永遠)との複合によると明記し、「モーツァルトのレクイエムの題名から発想したもの」と付記している。
  • rottingは、真菌学分野では「腐朽」と訳すのが一般的かと考える。
  • 「ごく限られた地域でのみ確認」どころか、原記載では「Known only from a single site.」、すなわち「ただ一箇所のみから知られている」と表記されている。
  • …本記事の執筆者は、この記事を作成するにあたり、Desjardinらの発表した原記載文について内容を細かく(あるいはまったく?)読まず、Wikipedia上に書誌事項を挙げているだけであり、実際にはナショナルジオグラフィック誌の記事をほぼ唯一のソースとして執筆しているのではないかとの個人的印象が拭えない。


  1. ^ Singer, R., 1984. The Agaricales in Modern Taxonomy, Koeltz Sientific Book, Lichtenstein.

--水凪唯維 2012年1月17日 (火) 18:58 (UTC)[返信]