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ノート:ポストドクター/過去ログ1

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北米でのポスドクのキャリアパス[編集]

所謂ポスドクの正式な職名としては Postdoctoral resarch assistantとか Postdoctoral resarch associateと云う言い方をします。経験年数で給料が上がるにつれて多少職名が変化するようです。これらをまとめて Postdoctoral fellowと呼びます。この次が助手に相当する Resarch associateでしょうか。これが Postdocに入るのかは知りません。Postdoctoral fellowは呼びにくいので単に Postdoc fellow、さらに省略して Postdocと呼称しますが、日本語の場合何故かポストドクターと云うカタカナ英語が出来たようです。さて、その後 Postdocはどうなるかというと統計的なデータが直ぐには出てきませんが、おおよそ最長7年以内で Labを主催する Principal Investgator (PI)になるのが最初の関門と云われています。しかしこれはまだ Tenure(終身雇用)ではなく所謂 Tenure trackと呼ばれるポジションで、その後再審査を受け乍ら Full Professorを目指す事になります。PIと呼ばれる人の中には Tenureに関係なく職階として Assistant Professor, Assosciate Professor, Professorと呼ばれる人達が居ます。なお、Professorの中でも特に優れた人には Named Professorの称号が与えられる事があるようです(en:Robert Weinberg)。北米には Postdocの協会もありますが、そのリンクはこちら → en:National Postdoctoral Association。いずれにしろこの項目に北米での話も付け加える必要があると思います。--Wagtail 2008年9月11日 (木) 14:16 (UTC)

  • わかりやすいまとめをありがとうございます。「国際化」のテンプレを張られていることでもあり、指摘の項目はぜひ追加すべきでしょう。まず「北米(欧米?)」と「日本」の大セクションを作り、「日本」の中に現行の概要以下の文章を収めていく感じでしょうか。前者の記述は、さしあたりwagtailさんのまとめそのままでいいのではないかと思います。「日本」のほうはもう少しサブセクションの構成に再考の余地があるかもしれませんね。Kojidoi 2008年9月11日 (木) 15:46 (UTC)
    • こんにちは。コメントありがとうございます。そもそも研究資金の内訳が日・米欧では相当違うという背景が問題を難しくしている一面でもあります。日本の場合、研究体制を下支えしているのは学部・大学院の学生がまだまだ中心、一方、特に北米ではそれがポスドク制度にとってかわられてます。多分欧州も似たようなものではないかと愚考します。この辺もポスドク一万人計画が推進された元々の理由ではなかったかと思います。特に日本人のポスドクは北米では歓迎されてきた歴史がありますし(よく働く)、逆に云うと向こうは日本の学部・大学院教育の成果にただ乗りしてきた訳でもあります。日本でのポスドク制度は最近本格化してきたばかりですから、これが成熟化と世間の十分な認知を得るのはこれからだと思っています。サブセクションの構成についてはどうぞ宜しくお願いします。--Wagtail 2008年9月14日 (日) 01:43 (UTC)
    • サブセクション作りました。よろしければWagtailさんに加筆をお願いしたいのですが、いかがでしょう。前述のとおり、このノートの最初のご発言の文体を調整する程度でいいのではないかと思います。私がやってもいいのですが、私よりWagtailさんの方がお詳しそうですので。Kojidoi 2008年9月14日 (日) 05:07 (UTC)

北米でのポスドクのキャリアパスについて(その二)[編集]

北米でのキャリアパスとして数年以内にPIとして研究室を主催するのが最初の関門、ですが、これをクリア出来ない人も沢山出てきます。そう云う人が研究環境で生活を続ける場合、実はいろんな職種があるようです。よく知られているのはポスドクより給料が高いと云われているテクニシャンですが、彼らは論文の共著者として名前を連ねると同時に研究室を主催するPIの片腕となっています。所謂 Professor以外に Ph.D.持ちがごろごろ沢山。大学・研究所等では前記のテクニシャンの他、いろいろな Facilityの環境を維持している人達も居ますし、管理部門もそうですし、さらに大学等以外では行政とか、会社の研究所とか。その辺はまあ皆さんよくご存知だと思います。ところで、高齢ポスドクという言葉が本文では使われていますが、「高齢」という言葉は、そもそも「年齢に対する差別」を含んでいます。適切な言葉だとは思えません。--Wagtail 2008年9月15日 (月) 00:53 (UTC)

  • 高齢ポスドクについて。差別を含んでいるといえばおっしゃる通りなんですが、現に年齢だけで門前払いする企業・団体が無数にあり(わたしも最近某法人主催の「就職説明会」なるものに出席した身ですが、35歳以上ではコンタクトしてもらってもどうにもならないと企業の講演者たちは異口同音に言明していました)、それが大きな問題となっている以上、隠ぺいすべきではないと考えます。語句としての適切性はどうかというのは確かにあり、それがカッコつきの「高齢ポスドク」という表記に表れていると思います。より適当な用語があればよいのですが、今のところ、この重要要素を適切に言い表す用語として、私は他の候補を思いつきません。
  • ところで北米のポスドクについてですが、この発言を拝見しても、私はやはりWagtailさんが加筆の最適任だと思いますがいかがですか?Kojidoi 2008年9月15日 (月) 04:40 (UTC)

遅くなりましたが、年末に記事をあげました。特に北米で長く研究活動を続けられている方などには是非加筆をお願いします。--Wagtail 2009年1月14日 (水) 23:31 (UTC)