ノート:アメリカバイソン

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「バッファローは誤り」について[編集]

「誤ってバッファローと呼ばれる」とのことですが、それが誤りであるという根拠はありますでしょうか。英語版のwikipediaでは、「バイソンはギリシャ語で牡牛のような生物を意味し、バッファローはフランスの毛皮を獲る猟師が大量の牛の獣を指した言葉を語源としている」とあり、結論として「バイソンとバッファローは似た意味を持つ」と言っています。また、「バッファローの名はアメリカンバッファローまたはバイソンを指すものとして受容され多くの辞書に掲載されている」ともあります。さらに、「バッファローの語は北アメリカで1625年にはアメリカの哺乳類として記録されており、バイソンが初めて記録された1774年よりも長い歴史を持つ」と続いています。なお、「バッファローが誤り」であることを示す出典が提示されれば、元に戻す事に反対するものではありません。--Nazox会話2018年2月6日 (火) 13:26 (UTC)[返信]


私は現在の記述でも特に問題があるとは思わないので記述の巻き戻しを強く望むものではありませんが、バッファローが本来の名称ではないと考えている人は欧米の著者にもいるようです.以下、””内は引用.

  • ロバート・シルヴァーバーグ 『地上から消えた動物』 早川書房 1983 p65 ”アメリカバイソン ─ 多くの人々によって誤ってバッファローと呼ばれている ─ も、同様の運命をたどった。”
  • H.ヴェント 『世界動物発見史』 平凡社 1988 ISBN 4582515037 p239 ”また旧世界の種と新世界の種を対応させるのが難しい場合には、プロクルステスのやり方で、それらを無理矢理対応させ〜(略)〜バイソンを「バッファロー」と呼んでいるのだ。”

なお、用法が古いことは誤用でない証拠とは必ずしもならないと考えます. --Preto(m)会話2018年2月8日 (木) 22:26 (UTC)[返信]

ご意見をありがとうございます。おかげさまで、「バッファロー」が誤用であるという意見が確かに存在することは確認できました。用法が古いことが誤用でない根拠にならないというのも、おっしゃる通りです。
私の考えとしては、アメリカでは「バッファロー」という呼称が非常に一般的に浸透しているので、例え誤用であっても、単に「誤用である」で留めて現実に通用している慣例を全否定しまうよりも、誤用されるようになった背景まで解説があると、事典としてより好ましいと思っています。今後もご意見がありましたらお聞かせください。--Nazox会話2018年2月11日 (日) 04:57 (UTC)[返信]

アメリカバイソンの体重について[編集]

Mary Meagher, "Bison bison," Mammalian Species, No. 266, American Society of Mammalogists, 1986, pp. 1-8.ではアメリカバイソンの体重オス544 - 907キログラム、メス318 - 545キログラムとなっており C. G Van Zyll de Jong , 1986, A systematic study of recent bison, with particular consideration of the wood bison (Bison bison athabascae Rhoads 1898), p.37, National Museum of Natural Sciencesでも中央値はオスで730~792kg、メスで450〜497kgであり現実的にはこのサイズが大半である。

ZDDverse氏の採用している体重は全体的に過大であるし普通のメスが640kgになるかの表現は誤解を生む。

そして、生物の体重においてアテにならない目測は要らない。

「見た目でこれぐらいの重さと思った」など科学的根拠にならない。--Gilgametš会話2023年4月25日 (火) 17:35 (UTC)[返信]

目測の部分に関してならばまだしも、C. G Van Zyll de Jong(1986年)はカナダ国立自然博物館による出版物であり、ウッドバッファロー国立公園やエルクアイランド国立公園などの複数の国立公園の協力を得た調査結果を否定するとはどういう了見でしょうか?それに、野生個体の最大値を記載するのを拒否する根拠は何なのでしょうか。平均値の他に最大値を記載することのどこが「誤解」を生むのでしょうか。これらは野生由来個体の測定値であり、飼育下で過大に大型化した個体の数値ではありません。C. G Van Zyll de Jong(1986年)は、カナダ政府による出版物(「Recovery Strategy for the Wood Bison (Bison bison athabascae) in Canada」)でも引用されるほどの由緒ある調査であり、C. G Van Zyll de Jong(1986年)の計測結果は「The Yukagir Bison: The exterior morphology of a complete frozen mummy of the extinct steppe bison, Bison priscus from the early Holocene of northern Yakutia, Russia」(2016年)でも正式な数値として採用されています。先にも伝えた通り、これらはそもそも英語版で使われてきた出典です。それに、あなたは体重だけでなく体高などに関しても削除していますが、ヘイゲンバイソンとシンリンバイソンの間に形態的な差異があることをあなたは無視しています。シンリンバイソンのが大型化し、首元の筋肉の関係で体高がより上がるのも、アメリカやカナダの様々な政府系メディアでも言及されています。たとえば、こちらのリンクはカナダ政府によるウッドバッファロー国立公園のホームページですが、こちらでも体高2mに達すると書かれています。体高が2m(6.5-6.6フィート)に達すると記載しているウェブサイトは他にも、アメリカ合衆国国立公園局、ナショナルジオグラフィック、ワシントン国立動物園、The Nature Conservancy、米国生物多様性センターなど、多数存在します。ZDDverse会話2023年4月25日 (火) 22:58 (UTC)[返信]
体重に関してですが、野生個体の最大値が1270kgとする Joel Berger, Carol Cunningham (June 1994)「Bison: mating and conservation in small populations.」はまだ私自身も精査していません。一方、C. G Van Zyll de Jong(1986年)では、計測されたシンリンバイソンの野生個体の体重の最大値は1179kgとなっています(上記の通り、これはカナダ政府が引用する文献です)。この他に、体重が1100kgに達すると記載しているウェブサイトの事例は、たとえばカナダ政府によるエルクアイランド国立公園のページスミソニアン博物館による解説ワイオミング州務長官のホームページ(こちらでも体高2mと記載)、とある博物館のウェブサイト那須サファリパークのホームページなどがあります。体重1133kgと記載する事例は、アリゾナ州魚類鳥獣保護局全米経済研究所の報告(体高6.5フィートと記載、雌も体重680kgと記載)、こちらこちらなどのハンティング系のウェブサイトなどがあります。体重1140kgという記載は、カンザス州野生生物公園観光局の発行マガジン「On Tracks」の2006年の「Animal Champions” of the mammal world in Kansas.」の第9項やこちらにあります。体重1200kgと記載する事例は、アシニボイン公園動物園(体高2mと記載)があります。ZDDverse会話2023年4月26日 (水) 02:47 (UTC)[返信]
野生で最大個体が1179kgで通常の範疇で1240kgと書くのはその時点で矛盾してるではないですか。生物の大きさにおいて重要なのは特例個体の大きさではなく平均値中央値です。人間を272cmに635kgに達するとだけ表現するととんでもない誤解を与えてしまうでしょう。世界の人間の平均値は167cm62kgだからです。この場合重視されるのは特例の1179kgではなくオスで730~792kg、メスで450〜497kgの中央値の方です。最大個体を表記するのも有りですが平均値中央値を載せる事に比べれば優先度は落ちます。--Gilgametš会話2023年4月26日 (水) 03:43 (UTC)[返信]


編集履歴にも残しましたが、どうして必要な出典まで(コメントアウトという選択肢すら取らず)削除しているのですか?しかも、Boeskorov et al. (2016年)は、 Gilgametš様が過去の編集で残してきた体高が~186cmという根拠の出典です。<ref>タグが無効な出典を作らないでください。それに、なぜわざわざ「カナダ国立自然博物館」や「項」など日本語の読者向けの表記を変更するのですか? 
>>野生で最大個体が1179kgで通常の範疇で1240kgと書くのはその時点で矛盾してるではないですか。
違います。C. G Van Zyll de Jong(1986年)では、Nyarling River の地域で発見されて後にエルクアイランド国立公園に輸送された数十頭の内の一部の個体の計測に限定していて、1179kg というのはこれまでのすべてのアメリカバイソンにおける最大記録ではありません。つまり、ウッド・バッファロー国立公園におけるほとんどのバイソンは未計測ですし、シンリンバイソンの大きさの計測はC. G Van Zyll de Jong(1986年)が草分けで、シンリンバイソンの野生個体の大きさを調査するという調査は他にほとんど存在しません(というか私が調べた限り、その様な調査は1986年以降行われていません、私の調べ方に問題がある可能性があることはありえますが)。シンリンバイソンは危急種に指定されてこともあり、下記の通り、対象となる動物に危害を加える恐れのある調査自体が難しいと思います。
平均中央値を重視するという考えは理解できます。しかし、Gilgametš様の説明にある「人間」という例は極端です。国籍や人種などで平均値に差異があるのは明白ですし、たとえばイヌなどの様に、「平均値」を「種」で一括りにすることがきわめて不適切である場合も他にもあります。実際、シンリンバイソンとヘイゲンバイソンは大きさだけでなく体型や体毛のパターン、角の形状など様々な部位に差異があります。
それに、Gilgametš様が過去の編集で残した体高の186cmというのは、これまでに知られるヘイゲンバイソンの最大値です。また、Gilgametš様の最新の編集にある「体重の中央値はオスで730~792kg、メスで450〜497kgである  」というのは同調査で得られたヘイゲンバイソンの値であり(しかも、出典先では雄の平均値は792.5kg、雌の平均値は497.6kgとされています。730kgと450kgという値はどこに由来するのでしょうか?)、同調査で得られたシンリンバイソンの雄の平均は943.6 kgです。
なお、Gilgametš様が体重範囲の参照としたこちらのウェブサイトは、ホストが「HostPapa」というカナダ系の非公開会社のウェブホスティングサービスであり(使用している画像もウィキメディアからの転用です)、このウェブサイトには何の出典も明記されていません。よって、信頼性が低いと言わざるを得ないために削除しました。
少し話がズレるので申し訳ないのですが、アメリカバイソンに限らず、生物の体長・体高・体重などに関するデータは近年は調査されず過去のデータに依存する傾向にあります。そのような調査をするには、その生物を捕獲して麻酔を行うか、その生物を殺すか、ほとんど損傷のない死骸を探して手に入れるという手法に限られます(体長と体高だけならドローンなどで調査をすることも可能でしょうが)。過去のデータに疑問を抱く場合はあっても、生物保護・アニマルライツ・予算などの観点からも、過去のデータを刷新するために新たに生物の大きさを調べるための調査が行われることはめったにないでしょう。さらに、こういった過去のデータが得られた時代と比較して、生息環境の改善または悪化などによる平均値の大型化・小型化など議論の余地は様々にあり(それを示唆する近年の研究も少なくありませんし、アメリカバイソンについてもそのような指摘があります)、我々が知る平均値が自然界における恒久的な値とは限らないということも、決して荒唐無稽ではないでしょう。
また、最大値を排除するとなると、アメリカバイソンだけでなく膨大な量の他の生物系の記事も該当してしまいます。そんな広範囲におよぶ変更はどう考えても方々からのコンセンサスは得られないと思います。
よって、平均値と最大値を併記する案に賛成です。体重の平均値も修正しておきました。ZDDverse会話2023年4月27日 (木) 07:28 (UTC)[返信]