ツメオワラビー属

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ツメオワラビー属
スナイロツメオワラビー
スナイロツメオワラビー Onychogalea unguifera
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 双前歯目 Diprotodontia
: カンガルー科 Macropodidae
亜科 : カンガルー亜科 Macropodinae
: ウサギワラビー属 Onychogalea
学名
Onychogalea Gray, 1841[1]
和名
ツメオワラビー属[2][3]

ツメオワラビー属(ツメオワラビーぞく、Onychogalea)は、哺乳綱双前歯目カンガルー科に分類される属。

形態[編集]

尾の先端に爪状の角質突起がある[3]。門歯は細く、前方に向かう[3]

分類[編集]

以下の分類・英名は、Groves(2005)に従う[1]。和名は川田ら(2018)に従う[2]

人間との関係[編集]

ミカヅキツメオワラビーは以前はオーストラリア広域に分布していたが、1940年代以降は標本の採集例や確実な目撃例がなく、人為的に移入されたアカギツネやネコによる捕食などが原因で絶滅したと考えられている[4]。タヅナツメオワラビーは19世紀まではオーストラリア東部に広く分布していたが、食用や毛皮用の狩猟、害獣としての駆除、人為的に移入されたアナウサギとの競合、およびアカギツネによる捕食などにより移入個体群を残し大陸部では絶滅したと考えられていた[3]。1973年に再発見され、政府による生息地の買い上げ、国立公園への放獣などの保護対策が進められている[3]

画像[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b Colin P. Groves, "Order Diprotodontia," Mammal Species of the World, (3rd ed.), Volume 1, Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Johns Hopkins University Press, 2005, Pages 43 - 70.
  2. ^ a b 川田伸一郎・岩佐真宏・福井大・新宅勇太・天野雅男・下稲葉さやか・樽創・姉崎智子・横畑泰志世界哺乳類標準和名目録」『哺乳類科学』第58巻 別冊、日本哺乳類学会、2018年、1 - 53頁。
  3. ^ a b c d e 橘川次郎 「タヅナツメオワラビー」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社、2000年、145頁。
  4. ^ Burbidge, A.A. & Woinarski, J. 2016. Onychogalea lunata. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T15331A21957917. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-2.RLTS.T15331A21957917.en. Downloaded on 25 May 2021.

関連項目[編集]