セミラミス (バンド)

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セミラミス
Semiramis
出身地 イタリアの旗 イタリア
ジャンル プログレッシブ・ロック
活動期間 1970年 - 1974年
2014年 -

セミラミスSemiramis)は、1973年に1枚のLP『フラッツに捧ぐ』を制作したイタリアのティーンエイジャーによるプログレッシブ・ロック・バンドである[1]

略歴[編集]

バンドは1970年にマウリツィオ・ザリッロ(キーボード)と、彼の2人の従兄弟であるマルチェロ・レッダヴィデ(ベース)とメンモ・プルヴァーノ(ドラム)らによって結成された。当時、彼らは全員15歳であった。2年後、それまでシンガーを務めていたマウリツィオ・マシオチェに代わって16歳のミケーレ・ザリッロが加入した。プルヴァーノが脱退して、ドラマーのパオロ・ファエンツァがメンバーに合流するまでに、彼らはローマでの野外ライブ・コンサートに参加した。

1973年にTrident Recordsによってリリースされた彼らの唯一のアルバムは、商業的には成功しなかったが、後に古典的なイタリアン・プログレッシブ・ロックのアルバムとみなされた。アルバムはゴードン・ファゲッターによるカバーアートをフィーチャーしていた。良い評価の中にはこのようなものがあった。「セミラミスはあらゆる角度から音楽を積み重ねています。シンセサイザーは不自然に鳴り、ボーカルは悲鳴を上げ、ギターは毎秒数百マイルの速さで唸り、ドラムは部屋中を飛び越えます。バンドとはどれくらい多くのアイデアを詰め込めるものでしょう? ここには文字通り15枚のアルバムがあります!」[2]

バンドが解散した後、シンガーでギタリストのミケーレ・ザリッロは、ロヴェッショ・デッラ・メダーリャの後継バンドに加わった。1980年代に、彼はポップ・ミュージック・シンガーとしてのソロ・キャリアを成功させ、10枚のスタジオ・アルバムと多数のシングルをリリースしている[3]

メンバー[編集]

  • ミケーレ・ザリッロ (Michele Zarrillo) - ギター、ボーカル
  • マウリツィオ・ザリッロ (Maurizio Zarrillo) - キーボード
  • マルチェロ・レッダヴィデ (Marcello Reddavide) - ベース
  • パオロ・ファエンツァ (Paolo Faenza) - ドラム、パーカッション、ボーカル
  • ジャンピエロ・アルテジャーニ (Giampiero Artegiani) - アコースティックギター、シンセサイザー

来日公演[編集]

  • 2017年
8月12日 CLUB CITTA’ (ザ・ベスト・オブ・イタリアン・ロック Vol. 5)

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

  • 『フラッツに捧ぐ』 - Dedicato A Frazz (1973年) ※旧邦題『デディケイト・ア・フラッツ』
  • Frazz Live (2017年) ※CD+DVD、ライブ

脚注[編集]

  1. ^ http://www.italianprog.com/
  2. ^ http://gnosis2000.net/reviews/semiramis.htm
  3. ^ it:Michele Zarrillo

外部リンク[編集]