カルテル・デ・ロス・ソレス
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カルテル・デ・ロス・ソレス (スペイン語: Cartel de los Soles) は、太陽のカルテル (The Cartel of the Suns) ともよばれており、南アメリカ大陸北部に位置する連邦共和制国家であるベネズエラ・ボリバル共和国 (通称:ベネズエラ) で活動している犯罪組織・麻薬カルテルである。
この組織は国際的麻薬犯罪組織とされおり、ベネズエラの軍隊であるベネズエラ軍の高官が率いているとされている[1]。
.png) カルテル・デ・ロス・ソレスの名前はベネズエラ軍の将校の記章である「太陽」に由来している | |
| 設立 | 1993年 |
|---|---|
| 設立者 | ベネズエラ軍の兵士 |
| 設立場所 |  ベネズエラ |
| 首領 | ニコラス・マドゥロ(容疑者/第54代ベネズエラの大統領) マリオ・カマラ(容疑者) タレック・エル・アイサミ(容疑者/第25代ベネズエラの副大統領) |
| 活動期間 | 1993年 - 現在 |
| 活動範囲 | ベネズエラ |
| 主な活動 | 麻薬密売、武器密売、マネーロンダリング |
| 友好組織 | ベネズエラ政府 ベネズエラ軍 コロンビア革命軍 シナロア・カルテル 民族解放軍 (コロンビア) ロス・セタス トルコ・マフィア |
歴史[編集]
ベネズエラ軍の兵士が麻薬ビジネスに関与しているという情報は1990年代にはすでに知られてた[1]。しかしながらこの時代は兵士がギャングから金を受け取る代わりに犯罪組織の密輸や売買に関して見逃す程度のものであった。 1992年2月4日に発生したベネズエラのクーデター未遂を計画したウゴ・チャベス(のちに第53代ベネズエラ大統領)率いるベネズエラ革命運動-200の幹部らが、ベネズエラ・カルテル(のちのカルテル・デ・ロス・ソレス)を設立した。クーデター未遂後にロサンゼルス・タイムズ紙は、「汚職、特に麻薬で儲ける金」を資金源にして、ベネズエラ役人が政府乗っ取りを狙った可能性があると報道・指摘した。
1993年、麻薬取締国家司令部の2人の司令官であるラモン・ギレン・ダビラとオルランド・エルナンデス・ビジェガスが麻薬密売犯罪の容疑が指摘されて捜査された際に、「カルテル・デ・ロス・ソレス」または「太陽のカルテル」という用語が初めて使用された[1][2]。
組織[編集]
運営[編集]
この組織は大統領や副大統領などの政府の高官が指揮・管理している疑いが指摘されている他に多数のベネズエラ軍の将校とベネズエラ陸軍、ベネズエラ海軍、ベネズエラ空軍、ベネズエラ国家警備隊の兵士がメンバーとなっていると推測されている[1][2]。
脚注[編集]
出典[編集]
- ^ a b c d Crime, InSight (2022年5月14日). “Cartel of the Suns” (英語). InSight Crime. 2023年12月10日閲覧。
- ^ a b Mayorca, Javier Ignacio (2015年1月28日). “Mitos y realidades sobre el Cartel de los soles en Venezuela” (スペイン語). Runrun. 2023年12月10日閲覧。