オフィススイート

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オフィススイート: Office suite)あるいはオフィスソフト[1]とは、事務作業に必要なソフトウェアをセットにした、ソフトウェアスイートの一種(スイートは「ひと揃え」という意味)。最近はプロダクティビティスイート(Productivity suite)[2][3][4]と呼ばれることも増えている。

具体的にはワープロワープロソフト)、表計算プレゼンテーションプレゼンテーションソフト)、データベースデータベース管理システム)の組み合わせが一般的で、ほかにも電子メール電子メールクライアント)、個人情報管理DTPなどのアプリケーションソフトが組み合わされることも多い。

主にパーソナルコンピュータノートパソコンデスクトップパソコンタブレットスマートフォンなど)で使われる。マシンにインストールして使用する方式のものも、クラウドサービスで使用する方式のものもある。

歴史[編集]

パーソナルコンピュータが職場や一般市民に広く普及する以前の1980年代後半 - 1990年代前半は、マイクロソフトAppleロータスコーレルジャストシステムなどがオフィススイートを開発・供給し、マイクロソフトWindows 95のリリースにより、パーソナルコンピュータが職場や一般市民に広く普及した1990年代後半以後は、マイクロソフトデスクトップオペレーティングシステム (OS) であるWindowsと、オフィススイートであるMicrosoft Officeをバンドルプリインストールしたパーソナルコンピュータが大量に供給され、市場シェアが推定で90%台前半に達し、デファクトスタンダードになった。

2010年代以後は、オフィススイートをクラウドサービスで無料または有料サブスクリプションで利用する形式を、Google、マイクロソフト、Apple、IBMZohoなどが開発供給している。

2000年代まではオフィススイートの利用形式は、パーソナルコンピュータにバンドルプリインストールされたオフィススイートを利用する形式が主要な利用形式だったが、2010年代以後は個人としての使用・法人の業務としての利用でも、バンドルプリインストール版の利用と、クラウドサービスを無料または有料サブスクリプションで利用する形式の、二種類の形式が主要な利用形式になっている。

代表的なオフィススイート[編集]

オフィススイートの一例、LibreOffice

かつて販売または配布されていたオフィススイート[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ : Office software
  2. ^ [1]
  3. ^ [2]
  4. ^ MS
  5. ^ オフィススイート界に登場した新たなオープンソースツール「FreeOffice」

関連項目[編集]