エンジェモン

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エンジェモン

  1. デジタルモンスターシリーズに登場する架空の生命体・デジタルモンスターの一種。
  2. デジモンアドベンチャーの登場人物・パタモンの成熟期。

概要[編集]

Ver.2から登場。名前の通り天使をモデルにしたデジモン。週刊少年ジャンプでの読者からのハガキを元に制作された。

長い金髪と十字が取り付けられた金属の仮面、6枚の白い羽が特徴。最初期では最も人間に近い容姿を持ち、アニメデジモンアドベンチャーではモンスターだらけの世界に放り出された子供たちを驚かせていた。グレイモン・ガルルモン系デジモンに匹敵するほど進化系・関連種が登場している、人気のあるデジモンである。

種族としてのエンジェモン[編集]

光り輝く6枚の白い翼を持つ天使型デジモン。完全なる善の存在であり、悪に対しては情け容赦なく攻撃し消滅させてしまう。神々の隊列に属する。デジタルワールドが幾度となく危機に見舞われたとき、同種属のデジモンを率いて降臨したと伝えられており、ダークサイドに引き込まれたデビモンも、もともとは同種族であった。

基本データ[編集]

  • 世代/成熟期
  • タイプ/天使型
  • 属性/ワクチン
  • 必殺技/ヘヴンズナックル
  • 得意技/ホーリーロッド、ゴッドタイフーン
  • 勢力/ウィルスバスターズ

技能[編集]

必殺技
ヘヴンズナックル
聖なる力を拳に集めて、黄金色に輝く拳で強力な光束を放ち相手を攻撃する技。
得意技
ホーリーロッド
右手に持っている黄金の手杖を使い攻撃する技。
ゴッドタイフーン
ホーリーロッドを回転した勢いで金色の竜巻を発生させる技。

亜種・関連種・その他[編集]

デビモン
エンジェモンが堕天使に堕ちた姿といわれる。
ピッドモン
赤色亜種。二枚の羽を持ち炎を操る。
エンジェウーモン
テイルモンが進化した女性型の天使型(後に大天使型に変更)デジモン。
ホーリーエンジェモン
エンジェモンが進化した完全体の大天使型デジモン。
セラフィモン
三大天使の一体。一般に正式な最終進化形態と位置付けられる熾天使型デジモン。
ケルビモン
三大天使の一体。究極の「善」に位置するが、その反対である究極の「悪」にも染まりやすい性質を持つ智天使型デジモン。
オファニモン
三大天使の一体。エンジェウーモンから進化する座天使型デジモン。慈悲と慈愛にして癒し力を司る。
スラッシュエンジェモン
“天使軍団(パワーズ)”を率いる能天使型デジモン。
クラヴィスエンジェモン
360の扉を持つゼニスゲートの守護者たる力天使型デジモン。
ドミニモン
主天使型デジモン。
シャッコウモン
アンキロモンとのジョグレス進化体。古代デジタルワールドに降臨した天使型デジモンだと言われている。
キメラモン
翼のパーツが転用されている。

登場人物としてのエンジェモン[編集]

作中では長くパタモンから進化できずにいたが、ファイル島でのデビモンとの決戦でついに登場。他6体のデジモンからエネルギーを貰い受け、ヘヴンズナックルでデビモンを撃破するが、力を使い果たして消滅し、デジタマに戻ってしまう。完全体への超進化はさらに遅く、最終話の直前にホーリーエンジェモンとなるまでずっと成熟期のまま戦い続けた。成熟期としては破格の実力を持ち、ボスキャラクターであるデビモンやヴァンデモンでさえ恐れていたほど。またヴェノムヴァンデモン戦では、成熟期でありながら究極体にダメージを与えている。

「:」では第20話から登場した。タケルの危機でデジヴァイスを渡した後に、デジタマになっている。その後は第27話の終盤と第28話でダークナイトモンの対決で再登場するが、一撃で食らってしまい、パタモンに退化していた。第32話でパタモンが彼の進化することは不可能になっているが、新たに進化したペガスモンになっている。第41話ではタケルがヤマトの思いで再び彼の進化を果たす。