エルヴィン・アチェル

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エルヴィン・アチェル(Ervin Acèl, 1935年6月3日[1] - 2006年8月24日[2])は、ルーマニア指揮者[3][4][5]

ティミショアラ出身。7歳でピアノを学び始め、1953年にチプリアン・ポルムベスク音楽院に入学して合唱指揮と音楽教育を学び、1958年に卒業後はクルジュ音楽院に行き、コンスタンティン・シルヴェストリ、アントニン・シオラン、アンタル・ローナイの各氏に指揮法を学んだ。1960年に卒業後、ボトシャニ交響楽団の常任指揮者の任に就いたが、1963年にオラデア・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に転じ、1992年までその任に当たった。1981年から1983年まではイスタンブール歌劇場の指揮者も兼任している。1991年から1999年までセゲド交響楽団の首席指揮者を務めた後、オラデア・フィルハーモニー管弦楽団に首席指揮者として再任され、亡くなるまでその職を務めた[6]

指揮法の教師としても優れ、1983年にはルーマニア国内で指揮法のマスター・クラスを開講。1992年からはセゲド音楽院で指揮法を講じた。1997年からウィーン国立音楽大学で教鞭を執った。

ウィーンにて死去。

脚注[編集]

  1. ^ “Maestrul Ervin Acel - la 70 de ani”. Crişana. (2005年6月2日). オリジナルの2021年2月28日時点におけるアーカイブ。. http://archive.is/Wrpeo 2021年2月28日閲覧。 
  2. ^ アーカイブ 2021年2月27日 - ウェイバックマシン
  3. ^ エルヴィン・アチェル - Discogs
  4. ^ Erwin Acèl”. 2021年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月28日閲覧。
  5. ^ BMC - Magyar Zenei Információs Központ”. 2021年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月28日閲覧。
  6. ^ アーカイブ 2021年2月27日 - archive.today