エキサイティングサッカー

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エキサイティングサッカー
ジャンル スポーツゲーム
対応機種 アーケード[AC]
開発元 アルファ電子
発売元 アルファ電子
人数 1人
発売日 [AC]:1983年
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EXCITING SOCCER』(エキサイティングサッカー)は、1983年アルファ電子(後のADK)が開発したアーケードゲームである。

解説[編集]

サッカーを題材とした勝ち抜きゲームである。日本アメリカイングランド[1]フランスドイツブラジルの6つのチームから1つを選択してプレイする。6つの国間ではユニフォームこそ差があるが、能力差はない。

このゲームはサッカーゲームには珍しく、スコア制を採用しており、ドリブル20点,パス50点,センタリング250点,そしてゴールが決まると3,000点が入る。オフサイドを初めて採用したサッカーゲームでもある。

試合は2分間(ハーフタイムなし)で行われ、相手チームより多く得点(勝利)すると次のラウンドに進める。フィールドプレーヤー6人とゴールキーパー1人の7人制。選手の操作はジョイスティックと2つのボタンで行い、ボタンはパスとシュートに割り当てられている。相手ゴールのゴールライン上に矢印が表示されていて、プレイヤー側の選手がボールを保持している状態でシュートボタンを押してシュートを打つと、そのシュートはその矢印を目指して飛んでいく。この矢印はジョイスティックの左右の操作に合わせてゴールマウスの幅より少し広い範囲を移動するので、ボールを保持しているプレイヤー側の選手の位置とゴールキーパーの位置関係をみながらゴールが決まるように矢印の位置を調整してシュートを打つ必要があるが、矢印を動かすと選手もその方向に移動するため(逆もまたしかり)、その操作がプレーの肝となっている。

ゲーム開始後のチーム選択画面でのBGMはテレビ東京三菱ダイヤモンドサッカー」のテーマ曲でもあった「ドラム・マジョレット」(オリジナルよりも少しアップテンポなアレンジである)、試合中のBGMは1958年のラテン・ロック「テキーラ」。勝利した場合は、プレイヤーが選択した国の国歌君が代星条旗女王陛下万歳ラ・マルセイエーズドイツの歌ブラジルの国歌)のメロディが流れる。引き分けや敗北は、即ゲームオーバーコンティニュー機能もなし。また延長戦PK戦もない)。プレイヤーが選択した国以外の5カ国全てを倒すと、エンディング。ゲームオーバーやエンディングの後、スコアが6位以内(初期設定ではトップが20,000点。以下14,810点、12,990点、10,920点、8,250点、7,990点〈6位〉に設定されている。初期設定の計算上、通算で3点以上ゴールすればランクインする。)に入るとネームエントリーアルファベット3文字)が可能である。

移植作品[編集]

ゲーム内容はオフサイドが無くなっている以外はほぼ同じだが、選手を全てBGで描画しているため、動きがぎこちなくなっている。チーム選択は無いが、CPUの強さを三段階から選ぶことが出来る。試合は前後半5分ずつで、同点の場合はゴール方式の延長戦になる。
MSXにも移植されて、ポニーキャニオンから発売された。

脚注[編集]

  1. ^ 国名表記は「ENG」だが、国旗はイングランドの国旗セント・ジョージ・クロス)ではなく、イギリスの国旗(ユニオン・ジャック)になっている。

外部リンク[編集]