ウスマン・ヌルマゴメドフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウスマン・ヌルマゴメドフ
2021年
本名 ウスマン・マゴメドナビエヴィチ・ヌルマゴメドフ
(Usman Magomednabievich Nurmagomedov)
生年月日 (1998-04-17) 1998年4月17日(26歳)
出身地 ロシアの旗 ロシア
ダゲスタン共和国キジリュルト英語版
居住 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州ブエナパーク
国籍 ロシアの旗 ロシア
身長 180 cm (5 ft 11 in)
体重 70 kg (154 lb)
階級 ライト級
リーチ 183 cm (72 in)
スタイル ムエタイサンボ
拠点 ロシアの旗 ロシア
チェリャビンスク
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州サンノゼ
チーム イーグルスMMA
アメリカン・キックボクシング・アカデミー
現役期間 2017年 -
総合格闘技記録
試合数18
勝利17
ノックアウト8
タップアウト6
判定3
敗戦0
無効試合1
アマチュア総合格闘技記録
試合数1
勝利1
敗戦0
その他
著名な親族 ハビブ・ヌルマゴメドフ (従兄弟)
ウマル・ヌルマゴメドフ (兄)
アブバカル・ヌルマゴメドフ (従兄弟)
総合格闘技記録 - SHERDOG
テンプレートを表示

ウスマン・ヌルマゴメドフロシア語: Усман Нурмагомедовアヴァル語: Гӏусман НурмухӀамадов英語: Usman Nurmagomedov1998年4月17日 - )は、ロシア男性総合格闘家ダゲスタン共和国キジリュルト出身。アメリカン・キックボクシング・アカデミー所属。現Bellator世界ライト級王者。

来歴[編集]

ロシアダゲスタン共和国キジリュルトで生まれ、兄ウマルの影響で幼少期からフリースタイルレスリングムエタイを始めた。マハチカラへ移住後は、叔父のアブドゥルマナプ・ヌルマゴメドフのもとで、ハビブ・ヌルマゴメドフイスラム・マカチェフらと一緒に格闘技のトレーニングに励んだ。

2016年、 プロ総合格闘技デビュー。ロシアの団体を主戦場に11戦全勝の戦績を収める。

Bellator[編集]

2021年4月2日、Bellator初参戦となったBellator 255でマイク・ハメルと対戦し、3-0の判定勝ち[1]

Bellator世界王座獲得[編集]

2022年11月18日、Bellator 288のBellator世界ライト級タイトルマッチで王者パトリッキー・ピットブルに挑戦。多彩な蹴り技で試合をコントロールし、グラウンドでも優勢に立って3-0の5R判定勝ちを収め、王座獲得に成功した[2]

2023年3月10日、Bellator 292のBellatorライト級ワールドグランプリ1回戦として行われたBellator世界ライト級タイトルマッチで、ライト級ランキング3位の挑戦者ベン・ヘンダーソンと対戦。開始早々に右ブラジリアンキックでダウンを奪い、リアネイキドチョークで1R一本勝ち。王座の初防衛に成功し、グランプリ準決勝進出を果たした[3]

2023年10月7日、Bellator 300のBellatorライト級ワールドグランプリ準決勝として行われたBellator世界ライト級タイトルマッチで、ライト級ランキング4位の挑戦者ブレント・プリムスと対戦し、3-0の5R判定勝ち。2度目の王座防衛に成功し、グランプリ決勝進出を果たした。その後、10月6日に実施された薬物検査で、ヌルマゴメドフから禁止薬物の陽性反応が検出されたことが発表され、カリフォルニア州アスレチック・コミッション(CSAC)はヌルマゴメドフに6カ月間の出場停止処分と5万ドルの罰金を科し、試合の裁定もノーコンテストに変更された。ヌルマゴメドフは陽性反応の原因が医師からの処方薬に由来するものだとする証拠をコミッションに提出し、試合前に治療使用免除(TUE)をカリフォルニア州アスレチック・コミッションに申請していなかったため、事後に改めて申請したが却下された[4]

人物・エピソード[編集]

戦績[編集]

総合格闘技 戦績
18 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
17 8 6 3 0 0 1
0 0 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
  アレクサンドル・シャブリー 試合前 【Bellator世界ライト級タイトルマッチ/Bellatorライト級ワールドグランプリ決勝】 2024年
ブレント・プリムス ノーコンテスト(ヌルマゴメドフの薬物検査失格) Bellator 300: Nurmagomedov vs. Primus
【Bellator世界ライト級タイトルマッチ/Bellatorライト級ワールドグランプリ準決勝】
2023年10月7日
ベン・ヘンダーソン 1R 2:37 リアネイキドチョーク Bellator 292: Nurmagomedov vs. Henderson
【Bellator世界ライト級タイトルマッチ/Bellatorライト級ワールドグランプリ1回戦】
2023年3月10日
パトリッキー・ピットブル 5分5R終了 判定3-0 Bellator 288: Nemkov vs. Anderson 2
【Bellator世界ライト級タイトルマッチ】
2022年11月18日
クリス・ゴンザレス英語版 1R 2:54 ギロチンチョーク Bellator 283: Lima vs. Jackson 2022年7月22日
パトリック・ピエティラ 1R 4:06 リアネイキドチョーク Bellator 269: Fedor vs. Johnson 2021年10月23日
マニー・ムロ 1R 3:30 TKO(ボディへの左膝蹴り→パウンド) Bellator 263: Pitbull vs. McKee 2021年7月31日
マイク・ハメル 5分3R終了 判定3-0 Bellator 255: Pitbull vs. Sanchez 2 2021年4月2日
スヴャトスラフ・シャバノフ 2R 3:37 TKO(レフェリーストップ) FNG & GFC 2020年9月9日
ジェリー・クバーンストロム 1R 2:39 TKO(パウンド) UAE Warriors 12 2020年7月31日
ルスラン・ツヤコフ 2R 2:03 TKO(膝蹴り連打) GFC 24 2020年2月9日
ロマン・ゴロヴィノフ 1R 1:45 TKO(パウンド) UAE Warriors 9 2019年11月29日
カジム・ジャハンギロフ 2R 1:10 ギロチンチョーク GFC 17 2019年9月27日
ルスラン・ヒサムジノフ 5分3R終了 判定3-0 GFC 15 2019年7月28日
ガブリエル・バルボサ 1R 3:14 TKO(パウンド) GFC 11 2019年5月3日
ロメオ・エンジア 1R 4:48 リアネイキドチョーク Battle on Volga 9 2019年2月17日
森山壱成 1R 4:25 TKO(パウンド) Brave CF 21 2018年12月28日
ドミトリー・ベレストフスキー 1R 5:00 TKO(ドクターストップ) Battle on Volga 8 2018年12月14日
イムラン・アブディエフ 1R 1:51 腕ひしぎ十字固め MPF: Young Talents Cup 2017 2017年12月26日

獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]


前王者
パトリッキー・フレイレ
第10代Bellator世界ライト級王者

2022年11月18日 - 現在

次王者
N/A