イルゼ・ヨーナルクスネ

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イルゼ・ヨーナルクスネ

Ilze Jaunalksne
生誕 (1976-11-19) 1976年11月19日(47歳)
ユールマラ ラトビア
職業 ジャーナリスト
活動期間 1999-
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イルゼ・ヨーナルクスネラトビア語: Ilze Jaunalksne、1976年11月19日、 ユールマラ生まれ)はラトビアジャーナリストであり、ラトビア公共放送のニュース番組デ・ファクト(De Facto)のアンカーを務めた[1] [2]

プロフィール[編集]

2006年3月に放送された番組の中で、彼女は複数の政党の政治家たちが票を買ったと報道した[3]。 報道の結果、一人の大臣は辞任を余儀なくされ、何人かの政治家が起訴された。彼女は報復を受け、彼女の電話は何者かにより違法に盗聴され、彼女に反対する政府関係者により、電話の内容がメディアに公開された。これに対して、彼女は名誉毀損で政府を訴えた。この裁判は、この種のものとしては、ラトビアでの初めての事例となった[1] [2] [4]。 裁判は彼女の勝利に終わった。裁判の結果、ラトビアの金融警察は、彼女の電話を違法に録音しそれを公開した罪に問われ、100,000ラッツ(187,000ドル)の損害賠償を支払うよう命じられた。また、財務省と国務省は彼女のプライバシーを侵害したとして有罪判決を受けた。

2007年に彼女は、国際勇気ある女性賞を受賞した[1] [2] [5]。 しかし、出産が近かったため、受賞式には出席できなかった[6]

脚注[編集]

  1. ^ a b c IIP Publications -” (英語). IIP Publications. 2019年7月4日閲覧。
  2. ^ a b c Department Of State. The Office of Electronic Information (2007年3月7日). “Honorees” (英語). 2001-2009.state.gov. 2019年7月4日閲覧。
  3. ^ AWIU » 2007 WOC – Ilze Jaunalksne
  4. ^ e-risinājumi (Logic). “News” (ラトビア語). AT.GOV.LV. 2019年7月4日閲覧。
  5. ^ “US trumpets achievement of Latvian journalist”. eng.lsm.lv. (2017年3月30日). http://www.lsm.lv/en/article/societ/society/us-trumpets-achievement-of-latvian-journalist.a230419/ 2017年4月4日閲覧。 
  6. ^ Terrific Women” (英語). National Review (2007年3月9日). 2019年7月4日閲覧。