イオンモール今治新都市

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イオンモール今治新都市
ÆON MALL IMABARISHINTOSHI
地図
地図
店舗概要
所在地 794-0068
愛媛県今治市にぎわい広場1-1[1]
座標 北緯34度2分38.6秒 東経132度57分44.5秒 / 北緯34.044056度 東経132.962361度 / 34.044056; 132.962361座標: 北緯34度2分38.6秒 東経132度57分44.5秒 / 北緯34.044056度 東経132.962361度 / 34.044056; 132.962361
開業日 2016年平成28年)4月23日[2]
正式名称 イオンモール今治新都市
設計者 鹿島建設
施工者 鹿島JV[1][3]
敷地面積 約122,000 m2[1][2]
延床面積 約68,000 m2[1][2]
商業施設面積 約54,000 m2
中核店舗 イオンスタイル今治新都市
店舗数 ÆON STYLEと112の専門店
営業時間 9:00〜21:00
駐車台数 約2,900台[1][2]
最寄駅 JR今治駅
最寄IC 西瀬戸自動車道今治IC
外部リンク 公式サイト
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イオンモール今治新都市(イオンモールいまばりしんとし)は、愛媛県今治市今治新都市ショッピングセンターである[1][2]。愛媛県内においては、2001年開業のイオンモール新居浜以来2つ目のイオンモールである。

分譲時の契約では2014年(平成26年)春まで開業することになっていたが[4]、大幅に遅れて同年6月7日に着工した[2][3]

着工時点では2016年(平成28年)春に開業予定としていて[2]、契約に違反する形となっていた。

概要[5][編集]

西瀬戸自動車道瀬戸内しまなみ海道、本州四国連絡橋尾道・今治ルート)今治インターチェンジ周辺の約170haを都市再生機構が造成して[4]、同機構と今治市が半分ずつ土地を保有しながら分譲に当たる方式で[4]、愛媛県も関与して開発が進められている[4]「今治新都市」の第一地区の大型ショッピングセンターである[1]

2007年(平成19年)3月29日から4月5日まで都市再生機構と今治市が「契約から5年以内の施設建設と営業開始などを条件に募集していた競争入札」でイオンが同年4月17日に落札したのが始まりである[6]

この落札に基づいて同月に予約契約を結んで本格的な造成工事に入札[6]2009年(平成21年)にイオンリテールに約122,000m2の用地を約55億円で分譲した[4]

当初は2010年(平成22年)に開業する計画だったとされているが[2]、景気低迷などを理由に大幅に遅れ[2]、2014年(平成26年)春まで開業という分譲時の契約での開業期限[4] は守られなかった。

契約上の開業期限を過ぎた2014年(平成26年)6月7日にようやく着工し[2][3]2016年(平成28年)春に開業した[2][3]

こうした事業開始の大幅な遅延は、今治新都市の商業用地の分譲用地取得について問い合わせを行った企業の大半が当施設の出店の有無などを見極めようとして様子見を決め込む状況を生み出すことになった[4]

そのため、2013年(平成25年)度末で「都市再生機構」が今治新都市事業から撤退するまでに、用地を完売することが不可能な状況に陥ることになった[4]

着工時点では、四国初出店の衣料品店や輸入雑貨・食料品店[1][2]、地元の農家と提携した生鮮食料品店などの物販店舗のほか[2]、飲食街やシネマコンプレックス[2]、フィットネスクラブなどの非物販店舗も入居させ[2]、約150店から160店を出店させるとしている[2]

2016年3月1日イオンリテールからの発表によると、四国初出店20店舗、愛媛初出店17店舗を含む約120店舗のテナントが入居するとした[5]

モールコンセプトは「~ しまなみ 7つ目の島 ~(セブンスアイランド)」。しまなみを繋ぐ6つの島から最後に繋がる7つ目の島として、四国初・最大級のファッション、雑貨、グルメが集まるモールを目指す。

無尽島(むじんアイランド)
四国最大級のフードテーマパーク。今治伝統の無尽無人島を掛けている。「しまなみダイニング」「FOOD FOREST」と名付けられたフードコートとレストランを融合させた空間で食事ができる。バリィさんをイメージしたカフェも登場予定。
しまなみ水先案内人
今治の観光スポット「しまなみ海道」「今治城」「鈍川渓谷・温泉」への旅を、観光インフォメーションセンターやサイクルショップでサポートする。レンタサイクルの貸し出しや自転車搬送サービスも行う予定。地元のスポーツ団体と協力してスポーツイベントも開催する。
7つの海・オールブルー
海事都市・今治に相応しい世界を見据えたインターナショナルな専門店が集結。海外発のファッションやアイテム、カフェが勢揃いする予定。
スポーツサポート
スポーツやアウトドアなどに対応したグッズを取り揃えるほか、コンディショニングコーナーや各種スポーツ教室も入居する予定。さらにクルマ専門店によるお出かけのサポートや、無料カフェ&書籍雑貨によってゆっくり時間を過ごせる地域コミュニティスペースを用意する。
キッズアイランド
村上水軍」をテーマにデザインされたエリアの中で、子供の成長に合わせた専門店が集結。また、ゲームセンターなどのアミューズメント施設も入居予定。

主な出店テナント[7][編集]

1階[編集]

1階(飲食棟)[編集]

  • はなまるうどん
  • ペッパーランチ
  • おむらいす亭
  • 豚屋とん一
  • おひつごはん四六時中

JAおちいまばり[編集]

  • SAI&Co.(サイコー)

2階[編集]

沿革[編集]

  • 2007年(平成19年)
    • 3月29日から4月5日 - 都市再生機構と今治市が「契約から5年以内の施設建設と営業開始」などを条件に競争入札を実施[6]
    • 4月17日 - イオンが落札[6]
  • 2009年(平成21年) - 今治市がイオンリテールに約122,000m2の用地を約55億円で分譲[4]
  • 2010年(平成22年) - 当初の開業予定[2]
  • 2013年(平成25年)度末 - 「都市再生機構」が今治新都市事業から撤退[4]
  • 2014年(平成26年)6月7日 - 着工[2][3]
  • 2015年(平成27年) - 開業予定であったが再び延期。
  • 2016年(平成28年)4月23日 - 開業[2][3]

アクセス[編集]

道路[編集]

西瀬戸自動車道今治インターチェンジより約1.4キロ。

公共交通機関[編集]

瀬戸内運輸(せとうちバス)が今治桟橋今治駅からシャトルバスを運行している他、路線バス(神子森線・葛谷線)がイオンモール駐車場内のバス停に乗り入れている。所要時間は今治駅前バス停から約15分である。

  • (シャトルバス)今治桟橋 - 今治駅前(3番乗り場) - イオンモール今治新都市
  • (神子森線)今治桟橋 - 今治駅前(3番乗り場) - イオンモール今治新都市 - 玉川支所 - 鈍川温泉 - 神子森
  • (葛谷線)今治桟橋 - 今治駅前(3番乗り場) - イオンモール今治新都市 - 玉川支所 - 葛谷

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h “鹿島JVで設計施工/イオンモールの今治新都市SC”. 建設通信新聞 (建設通信新聞社). (2014年6月16日)
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 直井政夫 (2014年6月8日). “今治市郊外にイオンモール 2016年春オープン”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  3. ^ a b c d e f “イオンモール今治新都市 7日に起工式”. 建通新聞 (建通新聞社). (2014年6月12日)
  4. ^ a b c d e f g h i j “17万都市の航路 今治市長・市議選を前に(2)新都市の行方 SC未着工 分譲に影 サッカー場も構想段階”. 愛媛新聞 (愛媛新聞社). (2013年1月22日)
  5. ^ a b ニュースリリース (PDF) 2016年3月1日
  6. ^ a b c d “流通大手イオン、SC用地落札 今治新都市”. 愛媛新聞 (愛媛新聞社). (2007年4月18日)
  7. ^ イオンモール今治新都市 採用ホームページ 2015年12月27日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]