ももいろぞうさん

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ももいろぞうさん』(原題: Johnson and Friends)は、着ぐるみキャラクターたちが主役の子供向け番組オーストラリアのテレビ局ABC(オーストラリア放送協会)で、6シーズンにわたって放送された(1991年 - 1996年)。

その後、今までに世界20か国以上で放送された。

本作は、象のぬいぐるみ・ジョンソンを中心とした、マイケル少年(4歳)が所有する5つ(5人)の擬人化した玩具たちが主役である。物語は、マイケル少年の不在時や就寝中に、彼の部屋の中で行われるさまざまな冒険や遊びを題材としており、基本的に壱話完結である。

日本での放送状況[編集]

日本においては、1990年代に『ウゴウゴルーガ』(フジテレビ系列)の1コーナー(約10分)として、『ももいろぞうさん』のタイトルで放送された。主題歌は14カラット・ソウル(14 Karat Soul)の「Let's Be Friends」。

なお、『ウゴウゴルーガ』では、『ももいろぞうさん』の終了後も『みずいろぞうさん』という作品も放送していた(原作は『ベジタブルズー』という『ももいろぞうさん』とは無関係のもの)[1]


2000年には、CSスカパー!)のアニマックスで再放送された[2][3]

主な登場キャラクター[編集]

「声」は日本語版。外国人声優が日本語で吹き替えた(複数キャラクターを担当)。

ジョンソン(Johnson)
声:ジェフ・マニング
淡いピンク色(耳の内側と腹部などの一部分は灰色)の象のぬいぐるみ
マイケル君が2歳の誕生日に、ジョーおばさんからプレゼントされた。
マイケル君が成長した現在では、一緒に遊ば(れ)なくなってしまった。
マックダフ(McDuff)
声:テリー・オサダ
青と黄色のコンサーティーナ。性別は女性という設定。
ディーゼル(Diesel)
声:ケント・フリック
赤を基調としたトラック。現時点でマイケル君の一番新しいおもちゃ。
スクゥイーキー(Squeaky)
声:テリー・オサダ
黒と赤のブリキ調のロボット。赤ちゃんロボットという設定[2][3]
アルフレッド(Alfred)
声:ジェフ・マニング
緑色の水枕唯一玩具ではないが、マイケル君の部屋にある(いる)[4]
ビクトリア (Victoria)
声:テリー・オサダ
橙と紫の恐竜のぬいぐるみ。メリッサさんのおもちゃ。
ナレーター
声:ブルース・ブランガー

スタッフ[編集]

  • エグゼクティブプロデューサー:ロン・ソーンダーズ (Ron Saunders)
  • 監督:イアン・ムンロー (Ian Munro)
  • 脚本:ジョン・パターソン (John Patterson)
  • 製作:フィルム・オーストラリア社 (Film Australia Pty.Limited)

[編集]

  • 1991年 エミー賞 ノミネート作品
  • 1991年 AUSTRALIA TEACHERS OF MEDIA 子供番組賞
  • 1992年 AWGIE オーストラリア脚本家連盟賞

ウゴウゴルーガ版のサブタイトル[編集]

アニマックスの再放送(2000年)では全26話[2][3]
  1. 「はじまり」
  2. 「ベッドのした」
  3. 「しんゆう」
  4. 「そとにあるもの」
  5. 「たすけよう」
  6. 「ひっこし」
  7. 「ゲーム」
  8. 「たんじょうびプレゼント」
  9. 「ふうりん」
  10. 「ゆずりあい」
  11. 「ピクニック」
  12. 「そうじのひ」
  13. 「キャンプ」
  14. 「ひみつ」
  15. 「かくれが」
  16. 「ベッドでのたたかい」
  17. 「うそ」
  18. 「しんじよう」
  19. 「よいこ」
  20. 「あかちゃん」
  21. 「コンサート」
  22. 「びょういん」
  23. 「たんじょうびパーティー」
  24. 「さむいひ」
  25. 「しゅじゅつ」
  26. 「だいこうかい」

関連商品[編集]

日本では、ポニーキャニオンから全9巻のVHSソフトが発売された(1巻から5巻まで1993年1月21日、6巻以降5月21日)。 1巻につき放送順に3話ずつ、第9巻は3話目に第1話「はじまり」が第1巻1話目と重複して収録されている。 それぞれ日本語版と二ヶ国語版の2種類がリリースされた。


脚注[編集]

外部リンク[編集]