ぢるぢる旅行記

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ぢるぢる旅行記』(ぢるぢるりょこうき)は、ねこぢる山野一の夫婦によるルポルタージュ漫画作品。

概要[編集]

本作はアジアの異国を訪れたねこぢる山野一インドネパールの土着的な日常風景や神秘的な宗教観を独特の目線でシュールに描写したエッセイ漫画である。「インド編」では1995年2月から同年3月にかけてインドバラナシを放浪した夫妻の様子が描かれており、作中ではガンジャ大麻を意味するジャマイカ語で語源はヒンディー語の「神の草」に由来)やバングラッシー(大麻入りヨーグルト)など国内では違法な薬物も度々登場する。

始めに『まんがガウディ』(ぶんか社)に1996年1月号から1997年2月号(休刊号)まで連載され、『まんがガウディ』の休刊後は後継誌『まんがアロハ!』(ぶんか社)に連載を移し、同誌1997年7月号から11月号まで連載、翌1998年2月ぶんか社から『ぢるぢる旅行記 インド編』として単行本化されたのち『まんがアロハ!』に連載された「ネパール編」(未完)も収録した『ぢるぢる旅行記 総集編』が2001年青林堂から刊行。2003年には山野一が文章で綴った追憶の旅行記『インドぢる』が文藝春秋(文春ネスコ)より刊行された。

主な登場人物[編集]

ねこぢる
漫画家。作中では猫の姿で描かれている。
山野一
特殊漫画家。ねこぢるの「旦那」である。