お魚1号

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お魚1号
ペンネーム お魚1号
高波
高波一乱
職業 ライトノベル作家
編集者
主な受賞歴 第5回オーバーラップ文庫大賞特別賞
デビュー作 『ちょっぴりエッチで変態なお姫さまは好きですか?』
ウィキポータル 文学
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お魚1号(おさかないちごう)は、日本のライトノベル作家編集者である[1]。編集者名義に「高波一乱」があり、「eru KIKAKU」という団体に所属している[1][2]。また、ライトノベル作法研究所では2013年に「高波」のペンネームで活動し、短編『リズ・フェスティバル』などの作品を発表している[1]

概要[編集]

小学校5年生から6年生頃にかけて、久美沙織の『小説ドラゴンクエストIV』を初めて読んで感動し、ドラクエ好きが高じて小説に夢中になった[1]。後に純文学作家を目指して、小説の勉強ができる大学に進学したものの、大学在学中に自身の才能や覚悟を疑問視して執筆活動を休止した[3]。しかし、定職に就いてサラリーマンとして10年ほど働いていたときに会社が倒産し、それを機にライトノベルと出会い、作家になるという夢を再度目指すことを決めた[1][3]

2013年には「高波」名義で自身初となる小説『リズ・フェスティバル』を完成させた[1]。2018年の第5回オーバーラップ文庫大賞で作品『凌辱未遂の新魔王』が特別賞を受賞し、後に同作を『ちょっぴりエッチで変態なお姫さまは好きですか?』に改題して2019年1月25日に作家デビューを果たしている[1][3][4][5]

『ちょっぴりエッチで変態なお姫さまは好きですか?』は1巻で打ち切りとなったが、出版社との権利関係を調整した上で、お魚1号は続編『新魔王とダーキル姫 ちょっぴりエッチで変態なお姫さまは好きですか? 2』を制作するために2019年にCAMPFIREクラウドファンディング企画を立ち上げた[5][6]。同企画では新しいイラストレーター六丸いなみを起用し、コミカライズ企画では漫画担当の熊田龍泉を、ネーム原作担当の戌井猫太郎を起用したことが発表された[5]。最終的にクラウドファンディング企画では目標金額の50万円を2倍ほど上回る101万7580円が集まった[6]。尊敬している作家として夏目漱石の名前を挙げている[1]

作品一覧[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h うっぴー (2019年1月25日). “「最初から完璧を目指さないことが大切!小説の初稿は25%の完成度を目標に」編集者兼ラノベ作家、お魚1号さんに創作に関する18の質問”. ライトノベル作法研究所. 2021年8月28日閲覧。
  2. ^ 高波一乱(お魚1号)|作者ページ|DAYS NEO -デイズネオ-”. DAYS NEO -デイズネオ-. 2021年8月28日閲覧。
  3. ^ a b c オーバーラップラボ 第5回オーバーラップ文庫大賞特別編 お魚1号”. labo.over-lap.co.jp. 2021年8月28日閲覧。
  4. ^ 第5回オーバーラップ文庫大賞”. オーバーラップ文庫. 2021年8月28日閲覧。
  5. ^ a b c 『ちょっぴりエッチで変態なお姫さまは好きですか?』続編となる『新魔王とダーキル姫』制作クラウドファンディングが開始”. ラノベニュースオンライン. 2024年1月26日閲覧。
  6. ^ a b たくさんのご支援、本当にありがとうございました! by ライトノベル『新魔王とダーキル姫』 商業出版打ち切りからの続編制作プロジェクト!”. camp-fire.jp. 2021年8月28日閲覧。
  7. ^ ちょっぴりエッチで変態なお姫さまは好きですか? 1”. OVERLAP. 2021年8月28日閲覧。

外部リンク[編集]