おはようエクスプレス・おやすみエクスプレス
おはようエクスプレス おやすみエクスプレス | |
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おはようエクスプレス(2022年12月15日 金沢駅) | |
概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 特別急行列車 |
現況 | 運行終了 |
地域 | 福井県・石川県 |
運行開始 |
2001年10月1日(おはようエクスプレス) 2003年3月15日(おやすみエクスプレス) |
運行終了 | 2024年3月15日 |
後継 |
新幹線「つるぎ」 快速列車(敦賀 - 福井間) 快速「あいの風ライナー」(泊駅発列車) |
運営者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
路線 | |
起点 | 敦賀駅 |
停車地点数 | 7 |
終点 | 金沢駅 |
営業距離 | 130.7 km |
平均所要時間 | 約1時間20分 |
列車番号 |
21M(おはようエクスプレス) 22M(おやすみエクスプレス) |
使用路線 | 北陸本線 |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
座席 | 全車自由席 |
技術 | |
車両 |
681系電車 683系電車 (金沢総合車両所) |
軌間 | 1,067 mm |
電化 |
直流1,500 V(敦賀周辺) 交流20,000 V・60 Hz(南今庄 - 金沢間) |
最高速度 | 130 km/h (81 mph) |
備考 | |
七尾線向けの列車については#沿革を参照 |
おはようエクスプレスおよびおやすみエクスプレスは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が北陸本線の敦賀駅 - 金沢駅間で運行していた特別急行列車である。
かつて「おはようエクスプレス」は金沢駅以東や七尾線でも運転されていた。
概要[編集]
平日朝に運行されていた快速列車を格上げする形で[1]、「おはようエクスプレス」が2001年10月に福井発金沢行きで運転を開始した[2]。当初は不定期運行の臨時列車であったが翌年に定期列車としての運行を開始し[3]、その後富山始発の列車も設定された。また、2003年には夜間の「おやすみエクスプレス」の運転も開始された。
利用状況に合わせて臨時列車扱いで頻繁に運行形態を変更しており、泊始発で運行されたことがあるほか、七尾始発で七尾線を運行する列車も設定された。
2010年3月13日のダイヤ改正で七尾線の列車が廃止され、2015年3月14日には北陸新幹線の金沢駅延伸により富山県区間の運行も廃止。その後は敦賀駅 - 福井駅 - 金沢駅間のみの運転となっていたが2024年3月16日の北陸新幹線敦賀駅延伸に伴い、前日の3月15日をもって廃止された[4]。
北陸本線運行便[編集]
「おはようエクスプレス」は当初、福井発金沢行きの「おはようエクスプレス」のみが存在したが、翌年に富山発金沢行きでも運転が開始された。その後福井発便は富山行きに、富山発便は泊発に変更され、富山県区間が廃止されるまでこの1往復が設定されていた。また「おやすみエクスプレス」は運行開始以来、金沢発福井行きの1本のみ運転されていた。
2015年3月14日のダイヤ改正で福井発の列車は金沢行きに区間短縮され、泊・富山発の列車は廃止された。その後2019年3月18日のダイヤ改正で「おはようエクスプレス」「おやすみエクスプレス」とも福井駅発着から敦賀駅発着に変更された。
運行概況[編集]
2024年3月15日までの運行概況は次の通り[5]。
「おはようエクスプレス」が敦賀発6時台・福井発7時台、「おやすみエクスプレス」が金沢発21時台で、各1本ずつ運転されていた。いずれも土休日は運休となる。
停車駅(北陸本線)[編集]
敦賀駅 - 武生駅 - 鯖江駅 - 福井駅 - 芦原温泉駅 - 大聖寺駅 - 加賀温泉駅 - 小松駅 - 金沢駅
- 富山県区間まで運転されていた時代の停車駅は以下の通り。
- 津幡駅は福井発列車のみ、小杉駅は泊発列車のみ停車。
使用車両[編集]
おはようエクスプレス おやすみエクスプレス | ||||||
← 金沢 敦賀 →
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運行開始以来、金沢総合車両所所属の681系電車または683系電車の3両編成が充当されていた[3]。全車普通車自由席で、指定席やグリーン車は設定されていなかった。
七尾線運行便[編集]
七尾発金沢行きの「おはようエクスプレス」1本のみが臨時列車として設定されていた。
使用車両は運行開始から廃止まで、北陸本線の列車同様に681系電車・683系電車の付属編成(3両編成)であった[3]。
停車駅(七尾線)[編集]
七尾駅 → 良川駅 → 羽咋駅 → 高松駅 → 宇野気駅 → 金沢駅
沿革[編集]
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)
- 2004年(平成16年)3月13日:ダイヤ改正により以下の通り変更。
- 時期不明:2010年3月改正時点で富山発の「おはようエクスプレス」はしらさぎと入れ替わる形で再度泊発に延長されている。以降廃止まで泊発で運転。
- 2010年(平成22年)3月13日:七尾駅発の「おはようエクスプレス」を廃止。ただし同日は土曜日のため、最終運行は前日の3月12日[7]。後続の特急「サンダーバード」の和倉温泉駅始発時刻を繰り上げることで対応した。
- 2015年(平成27年)3月14日:ダイヤ改正により以下の通り変更[8][9]。
- 泊・富山発の「おはようエクスプレス」が廃止。なお同日は土曜日のため、最終運行は前日の3月13日。
- 福井発の「おはようエクスプレス」が富山行きから金沢行きに区間短縮となる。
脚注[編集]
- ^ 『列車名変遷大事典』ネコ・パブリッシング、2006年9月1日、12頁。
- ^ a b 今尾恵介・原武史『日本鉄道旅行歴史地図帳 -全線・全駅・全優等列車- 6号・北信越』新潮社、2010年、p.53。ISBN 978-4-10-790040-1。
- ^ a b c d e f g h i j k 『列車名変遷大事典』ネコ・パブリッシング、2006年9月1日、105-106頁。
- ^ a b 『北陸新幹線 金沢 - 敦賀間開業に伴う運行計画の概要について』(PDF)(プレスリリース)2023年8月30日 。2023年9月1日閲覧。
- ^ 『JR時刻表 2023年3月号』交通新聞社、2023年2月20日、104-106頁。
- ^ 『平成19年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道金沢支社(インターネット・アーカイブ)、2006年12月22日。 オリジナルの2007年3月20日時点におけるアーカイブ 。2014年9月1日閲覧。
- ^ 『平成22年春ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道金沢支社、2009年12月18日。 オリジナルの2010年7月10日時点におけるアーカイブ 。2014年9月1日閲覧。
- ^ 『北陸新幹線 長野〜金沢間開業に伴う運行計画の概要について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2014年8月27日 。2014年8月27日閲覧。
- ^ 『北陸新幹線 長野〜金沢間開業に伴う運行計画の概要について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2014年8月27日 。2014年8月27日閲覧。
- ^ 『2019年春ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)2018年12月14日 。2018年12月14日閲覧。
関連項目[編集]
- 日本の列車愛称一覧
- あいの風ライナー
- ダイナスター (列車) - 当列車と同様に北陸本線の福井・石川両県内のみを運行していた特急列車。
外部リンク[編集]
- おはようエクスプレス おやすみエクスプレス:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道