龍谷大学短期大学部

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龍谷大学短期大学部
短期大学部の実習施設を備える深草キャンパス21号館
大学設置/創立 1950年
学校種別 私立
設置者 学校法人龍谷大学
本部所在地 京都府京都市伏見区深草塚本町67
北緯34度57分50秒 東経135度45分59秒 / 北緯34.96389度 東経135.76639度 / 34.96389; 135.76639座標: 北緯34度57分50秒 東経135度45分59秒 / 北緯34.96389度 東経135.76639度 / 34.96389; 135.76639
学部
  • 社会福祉学科
  • こども教育学科
[注 1]
研究科 [注 2]
ウェブサイト https://www.human.ryukoku.ac.jp/
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龍谷大学短期大学部(りゅうこくだいがくたんきだいがくぶ、英語: Ryukoku University faculty of Junior college)は、京都府京都市伏見区深草塚本町67に本部を置く日本私立大学1950年創立、1950年大学設置。大学の略称龍短

概観[編集]

大学全体[編集]

  • 京都府京都市伏見区に所在す日本私立短期大学で、設置主体は学校法人龍谷大学[1]
  • 国内で最初に認可された短期大学149校[注 3]の1校として、1950年に1学科80名体制で開学した[2]
  • 龍谷大学深草学舎に併設されており、社会福祉学科とこども教育学科が設置されている。かつてあった社会福祉科には、「障害者福祉論」・「高齢者福祉論」・「社会福祉原論」など社会福祉全般にわたる諸科目を学ぶいわゆるAコースと、「児童福祉論」・「小児栄養」など主に保育や児童福祉に関する科目を学ぶBコースがあったが、2011年度入学生より、前者は社会福祉学科、後者はこども教育学科へと改組された。一般教育科目には「仏教学」・「真宗概説」などの宗教系科目がある。過去にあった仏教科を含め、設置されている学科は大学と同類のものとなっている。そのため、卒業後、龍谷大学への編入学者が毎年少なからずいる。なお大学と同様、親鸞浄土真宗に基づいた教育がベースとなっている。
  • 2024年度の入学生を最後に[注釈 1]、短期大学としての使命を終えることが決定した。

沿革[編集]

基礎データ[編集]

所在地[編集]

  • 京都府京都市伏見区深草塚本町67

交通アクセス[編集]

象徴[編集]

  • 龍谷大学短期大学部のカレッジマークは龍谷大学と同じものを使用[注 28]

教育および研究[編集]

組織[編集]

学科[編集]

  • 社会福祉学科 入学定員85名[1]
  • こども教育学科 入学定員135名[1]
過去にあった学科[編集]

専攻科[編集]

別科[編集]

  • なし
取得資格について[編集]
資格
  • 保育士:2011年度より、こども教育学科にて取得できるようになる。それ以前は社会福祉科にて。
  • ほか社会福祉士の受験基礎資格もある。卒業後、2年以上社会福祉施設での相談業務を経験することが必要である。
  • 介護福祉士:専攻科にて取得できた。
教職課程

附属機関[編集]

  • 国際センター
  • 附属図書館ほか

研究[編集]

  • 『仏教と福祉の研究:龍谷大学短期大学部創設仏教科四十周年社会福祉科三十周年記念論文集』[54]

教育[編集]

  • 現代的教育ニーズ取組支援プログラム
    • 「イメージ創生を中心としたキャリア教育-視聴覚教材・学外教育資源・体験型学習を活用した体系的教育プログラム-」において2006年度に採択されている。
  • 特色ある大学教育支援プログラム
    • 「体験型教育で学ぶ『共に生きる地域づくり』-校区住民と交流する「砂川アクション」と知的障がい者と共に学ぶ「ふれあい大学」の取組-」において2006年度に採択されている。

学生生活[編集]

部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]

  • クラブ活動は、大学と合同でおこなわれている。

学園祭[編集]

  • 学園祭は深草キャンパスで大学と合同で行われている。

著名な出身者[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

  • ほとんど全て大学と共同使用している。

社会との関わり[編集]

  • 2008年度では『ビハーラ活動論』公開講座が行われた[注 32]

卒業後の進路について[編集]

  • 進学は龍谷大学への編入学や龍谷大学短期大学部専攻科が目立つ。就職については以下のようになっている。
    • 仏教科:住職や伝道者などいわゆる仏教に携わる職に携わる人、一般企業への就職者もいた。
    • 社会福祉科:社会福祉協議会社会福祉施設など福祉関連業界への就職者が多い。一般企業への就職者もいる。

注釈[編集]

注釈グループ[編集]

  1. ^ a b 出典[47][48]
  2. ^ a b 現在の文部科学省
  3. ^ a b 出典[13]
  4. ^ のみ

補足[編集]

  1. ^ ほか学科も参照のこと。
  2. ^ ほか研究科も参照のこと。
  3. ^ うち私立短期大学132校
  4. ^ 短期大学名 龍谷大学短期大学部
  5. ^ 出典[3][4][5]
  6. ^ 出典[6]。なお右記資料にも当記事名の短期大学の記載があるが、京都女子大学短期大学部のことである[7]
  7. ^ 出典[8][9]
  8. ^ 出典[10][11]
  9. ^ うち3
  10. ^ うち女14
  11. ^ 出典[15][16][17]昨年度の資料[18]及び本年度のそれ[19]も其々参照のこと。
  12. ^ うち女107
  13. ^ うち男2
  14. ^ 出典[21][22]
  15. ^ 出典[23]昨年度の資料[24]及び本年度のそれ[25]も其々参照のこと。
  16. ^ うち男142
  17. ^ うち男10
  18. ^ 出典[27]
  19. ^ 出典[28]。うち1回生 男131、女 273[29]
  20. ^ うち女187
  21. ^ うち男31
  22. ^ 出典[31]昨年度の資料[32]及び本年度のそれ[33]も其々参照のこと。
  23. ^ うち女127
  24. ^ うち男23
  25. ^ 出典[35]。ほか昨年度の資料[33]及び本年度のそれ[36]も其々参照のこと
  26. ^ 平成15年度より学生募集停止[37]
  27. ^ 出典[38][39]
  28. ^ 出典[49][50]
  29. ^ 最終募集となった2002年における体制[51]
  30. ^ 出典[52]。指定された科目履修者が対象。修業年限は昼間部1年制で大学評価・学位授与機構に認定されている。
  31. ^ 出典[53]浄土真宗に関する内容の科目を重点的に学び、仏教者としての教化伝導能力を育むというねらいがあった。修業年限は昼間部2年制で大学評価・学位授与機構に認定されていた。
  32. ^ 「ビハーラ」とはサンスクリット語で、「休息」や「寺院」ほか漢訳で「安住」を意味する言葉となっている。

出典[編集]

  1. ^ a b c 文部科学省高等教育局大学振興課'2021.
  2. ^ 官報 1950年09月14日より。
  3. ^ 文部省a, p. 32.
  4. ^ 文部省b, p. 3.
  5. ^ 日本教育年鑑より。
  6. ^ 全国学校名鑑 昭和25年版より。
  7. ^ 旺文社1950-01, p. 89.
  8. ^ 全国大学大観 昭和30年版より。
  9. ^ 学校法人名簿 昭和58年版より。
  10. ^ 短期大学一覧 昭和25年5月1日現在より。
  11. ^ 文部省d, p. 8.
  12. ^ 文部省'54, p. 1379.
  13. ^ 短期大学一覧 昭和37年度 (短期大学資料 ; 第30号)より。
  14. ^ 文部省'62, p. 29.
  15. ^ 全国短期大学一覧 昭和58年度より。
  16. ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和58年度より。
  17. ^ 大学資料 (87)より。
  18. ^ 短期大学教育 (39)より。
  19. ^ 短期大学教育 (40)より。
  20. ^ 全国学校総覧 昭和59年版より。
  21. ^ 全国短期大学一覧 昭和60年度より。
  22. ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和60年度より。
  23. ^ 文教協会'1990.
  24. ^ 短期大学教育 (46)より。
  25. ^ 短期大学教育 (47)より。
  26. ^ 文部省'90, p. 70.
  27. ^ 文教協会'1992.
  28. ^ 文部省'92, p. 74.
  29. ^ 旺文社'1992.9, p. 358.
  30. ^ 大学改革支援・学位授与機構'2001.
  31. ^ 文教協会'1999.
  32. ^ 梧桐書院'1998.3, p. 420.
  33. ^ a b 梧桐書院'1999.4, p. 410.
  34. ^ 文部省'99, p. 76.
  35. ^ 文教協会'2000.
  36. ^ 梧桐書院'2000.4, p. 390.
  37. ^ 文教協会'2003.
  38. ^ 晶文社'04, p. 13.
  39. ^ 晶文社'04, p. 306.
  40. ^ 文教協会'2007.
  41. ^ 文教協会'2011, p. 314.
  42. ^ 文教協会'2011, p. 127.
  43. ^ 大学入試センター'2013, p. 27.
  44. ^ 大学入試センター'2014, p. 29.
  45. ^ 大学入試センター'2015, p. 29.
  46. ^ 地域科学研究会'2017.
  47. ^ 龍谷大学短期大学部の学生募集停止について”. 龍谷大学 (2023年5月31日). 2023年6月1日閲覧。
  48. ^ 【大学受験2025】龍谷大、短期大学部の募集停止”. リセマム (2023年6月1日). 2023年7月22日閲覧。
  49. ^ 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 257.
  50. ^ 日本私立短期大学協会'2010.10.
  51. ^ 文教協会'2002.
  52. ^ 文教協会'2008.
  53. ^ a b 旺文社'2000.05, p. 328.
  54. ^ 仏教と福祉の研究より。

参考文献[編集]

1949年短大設置申請分[編集]

全国学校総覧[編集]

全国短期大学高等専門学校一覧[編集]

全国短期大学一覧[編集]

日本の私立短期大学[編集]

蛍雪時代[編集]

短期大学案内(梧桐書院)[編集]

短期大学受験案内(晶文社)[編集]

大学入試センター[編集]

点検・評価報告書[編集]

大学改革支援・学位授与機構[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]